アナウンサーとしてどうなのよ。
K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王者『武尊』選手と、ムエタイのラジャダムナンスタジアムフェザー級王者『ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー』選手の試合。
録画しておいたのを週末に堪能。
いやあ、凄かった。
一瞬に反応した研ぎ澄まされた攻撃——とでもいえばいいのか。
ど素人の目では何が起きたかすぐにわからなかったよ。魔法のように感じてしまった。
気になったのは、武尊選手の入場時のアナウンサーのセリフ。
「絶体絶命」……って、その言葉の選び方はアナウンサーとして間違ってないか。
まず言葉そのものの意味。
「絶体絶命」って言われると、武尊選手のほうが追い詰められて逃げ場がないという意味になるじゃないか。
二人とも現役チャンピンオンだから、「逃げられない」というのはそうだけど、どちらも「追い詰められてはいない」だろう。
言葉を選ぶとしたら「現王者としての正念場」とかかな。
それに、K-1 や武尊選手にも失礼だし。
「追い詰められてる」という意味の言葉を、試合を実況するアナウンサーが言っちゃだめでしょ。
ひょっとして、アナウンサー個人の印象が入ってしまったか。相手側のほうが「上」と思ってたのでつい言っちゃったか。それはそれで、やっぱりプロとしてだめでしょう。
武尊選手自身がどう感じていたかは知らないよ。
アナウンサーという専門職として、言葉の選び方にもっと気をつけないといけないのではないかなあ。
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