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PowerPoint のスライド上にある写真について「人の顔がわからないようにぼかす」やり方に関する覚書

この記事は自分用の覚書です。

■MacBook Pro macOS Ventura
バージョン 13.4.1

■Microsoft 365 Apps for businessサブスクリプション
(旧称 Office 365 Business)
PowerPoint for Mac バージョン 16.76.1 (23082301)

PowerPoint のスライド上にある写真について「人の顔がわからないようにぼかす」やり方は 2 つある。

「写真全体をぼかす」と「顔の部分だけをぼかす」。

「ぼかす機能」としては、どちらの場合も「アート効果」の「ぼかし」を使う。

写真全体をぼかす
手っ取り早いのは「写真全体をぼかす」ほう。写真 1 枚につき 10 秒ほどでできる。
(なので、依頼を受けるほうとしては「それでよい」と言ってもらえるのが一番嬉しい。)

■顔の部分だけをぼかす
「顔の部分だけをぼかす」場合、つまり「どこをぼかすかの範囲を指定する」やり方は 3 つ。
「切り出し」、「重なり抽出」そして「トリミング」。

ただし、やり方としてはあっても「トリミング」は使わない。

3つのなかで「トリミング」での範囲指定は手順の数が一番多いから。
「切り出し」と「重なり抽出」では「ぼかす範囲の形状を円形でも四角形でもそのほかでも自由」にできる。
(「図形に合わせてトリミング」は論外。手順がさらに増える。)

かかる時間の目安は、「一人分の顔」に付き「切り出し」で「写真全体をぼかす」の約 2 倍、「重なり抽出」で約 3 倍といったところ。

もし 6 人分なら 2 分ほど、あるいは 6 分ほどになるということ。
「写真全体をぼかす」なら 10 秒ほどなのを考えると、12 倍から 18 倍。

「オンライン会議の様子をスクリーンショットしたものについて "顔の部分だけをぼかしたい"」という依頼が、いかに面倒かを推して知っておいてほしいと期待するのは望みすぎだとは自分には思えない。

頼まれれば拒みはしないが。

手順の数としては「切り出し」が一番少ないが、「重なり抽出」と比べるとちょっとだけ見た目に不自然さが出る。
とはいえ、両者を比較しなければわからないぐらい。それでよければ、手順が少ないという意味で「切り出し」で範囲を指定したいのが本音。

見栄えの良さだけでいえば「重なり抽出」のほうが良いが、「切り出し」より面倒なので積極的に採用したくない。

■ファイルサイズが増える場合
「ぼかしを解除して "元の写真に戻せる" ようにしておく」場合と「解除できないようにしておく」場合で別の問題が起こる。

前者のほうがファイルサイズが大きくなる。
「ぼかしを解除できるようにしておく」とファイルサイズが後者の約 40 倍になる。

たとえば、「解除できないようにした」場合が 100 KB だとすると、「解除できる」場合のファイルサイズは 4 MBほどになるというわけ。

特別な理由がないなら、ファイルサイズを抑えられるという意味で「ぼかしを解除できないようにしておく」ほうがおすすめ。

手間はさほどかからない。
写真をコピーして「図として貼り付け」を行って複製元の写真を削除するだけ。時間にして写真1枚につき 30 〜 40 秒ほど。
(写真を傾けていたり、ほかの画像と重ねていたりするとその処置にさらに時間はかかるが、それは「ぼかし」とは別の話。)

■結論
ということで、「人の顔がわからないように写真をぼかす」作業では、許してもらえるなら「写真全体をぼかす」やり方をさせてほしい。
それではだめだというなら、せめて「切り出し」でお願いしたい。

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