PowerPoint で画像の一部を元に戻せないようにぼかす。
この記事は自分用の覚書です。
■MacBook Pro macOS Monterey
バージョン 12.6
■Microsoft 365 Apps for businessサブスクリプション
(旧称 Office 365 Business)
PowerPoint for Mac バージョン 16.71 (23031200)
H.M さん。
パワーポイントで画像の一部をぼかして、それを「ぼかし無し」には戻せないようにするやり方です。
(以下は一つの領域をぼかすやり方です。画像上で複数の領域を指定して個々にぼかすやり方はこっちを見てください。)
■課題
オンライン会議の様子をパワーポイントのスライドにしたい。
そのファイルは社外へ出すので、オンライン会議の参加者の顔がわからないようにぼかしておきたい。
また、パワーポイント形式のまま渡したときに、ぼかした状態を元へ戻せないようにもしておきたい。
■パワーポイントで画像の一部をぼかす。
パワーポイントで画像の一部をぼかすやり方は、私もよくわかってなかったのであらためて調べました。
どうやら、「画像の上で領域を指定してそこだけぼかす」機能はパワーポイントには無いようです。
(もしその方法があったら私にも教えてください。)
ですが、ネット上では親切な方々がパワーポイントで「画像の一部をぼかす」ちょっとした工夫を公開してくれています。
パワーポイント 画像 部分的にぼかす
で検索するとたくさん見つかります。詳細はそうした皆さんのページで確認してください。
手順の違いはあっても、やっていることは同じです。
画像をコピーしてそちらをぼかし、それを元の画像の上に重ねてトリミングするというものです。
結果として、元の画像を部分的にぼかしたように見える状態ができあがります。
- 画像 A をコピーして画像 A' をつくる。
- 画像 A' を「アート効果」でぼかす。
- 画像 A' を画像 A の上にぴったり重ねる。
- 残したい部分だけになるように、画像 A' をトリミングする。
ぼかしの度合いは必要に応じて調整してください。
「図の書式設定」のなかに「ぼかし」というのがありますが、それではないです。「アート効果」のなかにある「ぼかし」を使います。
ちなみに、上の画像 A' は「半径 26」です。
自分が知っている人だと、いくらぼかしてもその人だとわかってしまうので感覚的にぼかしの度合いを決めるのはちょっと迷いました。
26 という値に深い意味はないです。
「写っている人と面識がない人が、あとで実際にその本人を見かけても顔がわからないぐらい」というのは、そのぐらいかなと感じたというだけです。
トリミングで非表示にした情報はファイルの中に残っているので、トリミング前に戻すことができます。
それも戻せないようにするなら、「図の書式設定」-「図の圧縮」-「図のトリミング部分を削除する」を実行してください。
(「図のトリミング部分を削除する」の実行は、ファイルサイズを抑制するにも役立ちます。)
なお、画像が GIF 形式の場合は、上記の操作をしてもトリミングで非表示にした部分は削除されません。
これは GIF 形式の仕様です。Microsoft のサイトにもその旨が載っています。
今回のように、何かを伏せる必要があるときは GIF 形式の画像には注意が必要です。
■「ぼかし」を元に戻せないようにする。
上記のままだと、パワーポイントでそのファイルを開けば、画像 A' はぼかしが無い状態に戻せます。
それを戻せないようにするには、A と A' を一枚の画像にしてしまえばよいです。
やり方は簡単です。
A と A' をまとめてコピーして「図としてペースト」を実行します。
これで完了です。
そもそもから「部分的にぼかしが入っている画像」になったので、「アート効果」でぼかしを解除することはできません。
(実は、前出の Micorosoft のサイトにある「対処方法」と同じやり方です。)
A と A' は削除してかまいません。
(ここまで書いて気づきましたが、A と A' を削除するなら、先の「図のトリミング部分を削除する」は必要ないですね。)
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