テーブル名の先頭にアルファベットを付けておくと便利
この記事は自分用の覚書です。
■MacBook Pro macOS Big Sur バージョン11.12.1
■Microsoft 365 Business Standard サブスクリプション
Excel for Mac バージョン16.46(21021202)
H.K さん。
お伝えしたエクセルのテーブル名の件ですが、下記にまとめておきます。
・テーブル名の先頭にアルファベットを付けておくと、数式のなかで呼び出しやすくて便利
特にアルファベットでなくてもよい。
テーブル名の先頭に使えるのは、文字、アンダーバー (_)、またはバックスラッシュ (\) 。
先頭以外で使えるのは、文字、数字、ピリオド、アンダーバー。(ハイホン、スペースは使えない。)
詳細は、次のリンク先(マイクロソフトのサポートページ)を参照。
テーブル名の先頭にアルファベットを付けている例
数式のなかで、そのアルファベットを打つとテーブル名を候補に表示させられる。
次図では、「t_一覧」というテーブル名を付けている。
別のセルでテーブルの見出し部分を呼び出す例
イコールに続いて t を打つとテーブル名が表示される。
なお、t の次に「_(アンダーバー)」を付けているのは、Windows版Excelでの利用も考えてのこと。
テーブル名の先頭が t だけだと、Windows版Excelの場合は、テーブル名があるのは表示される候補の下の方になる。
スクロールバーを下に動かしてそこまで見ないとテーブル名が出てこない。
Windows版Excelでは、t に続いてアンダーバーを打つと、テーブル名が上の方に表示されてくるので選択しやすくなる。
テーブル名が選ばれていることを確認して、Tabキーを押すとテーブル名が数式のなかに挿入される。
続いて [ (ブラケットまたは角括弧)を打つと、入力候補が表示されるので、↓キーで選んでTabキーを押す。
次図では、 #見出し を選んでいる。
右端に ] を打って、Enterキーで確定したところ。
テーブルの「見出し」が入力される。
このように、入力していないセルまで数式が自動的に入力されていくのは、Microsoft365サブスクライバーのエクセルでだけ。
「Spill(スピル)」という仕組み。
スピルで埋まった隣のセルを見てみると、セルの中で数式がうっすらとグレーになって表示されている。
これを「ゴースト」という。
ゴーストのセルをダブルクリックするとわかるが、セルのなかには実態としては何も入っていない。
(スピールは、コピーするのではなくて結果を表示している。)
関数のなかでテーブル名を呼び出している例
XLOOKUP関数のなかでテーブル名を呼び出しているところ。
t を入力するとテーブル名が表示されるので選択しやすい。
(XLOOKUP関数は、永続ライセンス版のエクセルでは使えない関数)
先と同様に [ を打って、↓キーで選んでTabキーを押すと候補を挿入していける。
] を打って、Enterキーを押して確定したところ。
「名前」でも同じことができる。
セルやセル範囲に付ける「名前」についても、同じ使い方ができる。
名前の先頭にアルファベットを付けておいて、それを打つことで数式のなかで「名前」を簡単に呼び出せる。
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