リモートワークの機材が無いのよ。
コロナウィルス感染の騒ぎで、「マスクが無い」「アルコール消毒のシートやスプレーが無い」といった話をよく聞く。
近所の店舗でも、「入荷予定はありません」という張り紙を見るばかり。
「増産を依頼しています」という首相の答弁は聞いた。
それも必要だ。間違っていない。
同時に「リモートワークに必要な機材と工事の手配ができない」人たちもいるということを、政治家の皆さんには知って欲しい。
スピーカーフォンやWebカメラといった機材を買おうとしても「無い」のだ。
だって、ほしいという人が多いから。
うちの会社は、たまたまリモートワークを試験的に始めていたからネット環境も機材もそれなりにそろっていた。
それでも、まだ会議室に人が集まれたころに、スピーカーフォンを追加でネット購入しようとしたら、買えなかった。
ショップから「2ヶ月待ち」と知らせがきた。いろんなネットショップを探しても「入荷予定なし」の表記が見つかるばかり。
モバイルWi-Fiでネットを使っていた人は、データ量の上限にすぐに達するのが不便で、家に光回線を入れようとしたら、工事がすぐには無理だとか。
政治家も識者といわれる方たちも、そういうところを指摘している人を僕は見たことがない。
この時期にリモートワークの実施率が低いと指摘されてもなあ。環境が整わなければ、やりたくてもできないでしょうが。
リモートワークをしたくても、いろんな事情ですぐには無理という人たちもいるだろう。
でも、その気になれば今日から始められるという人たちでも「機材がない」、「工事が間に合わない」人たちもいるはず。
そこのところを国を動かす人たちは知っているのか。
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