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Excel で別の文字列をセル内改行で付け加えて表示させる。

この記事は自分用の覚書です。
(Windows 10 Pro 64ビット + Excel2016 Office365 Business サブスクリプション  バージョン1806(ビルド10228.20080)

■数式で処理する。18年7月9日追記

T.N さん。

先に、ユーザー定義書式を使えばできると書きましたが、数式で処理できます。

「仕事で使うファイルは、できるかぎり誰もがわかりやすく作っておく」という大原則からすると、数式を使ったやり方のほうが、ぱっと見て何をしているかの理解しやすさが少しでも高いと思います。

="会長"&CHAR(10)&VLOOKUP(D5,A2:B3,2,FALSE)

といった数式になります。
セルの書式設定で「配置」タブを開き、「折り返して全体を表示する」にチェックしておくのは同じです。(なお、数式でのやり方のほうも■注意の内容は同じです。)

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou08

CHAR 関数は、使っているコンピュータの文字セットから、引数で指定した番号の文字を返します。

Widowsでの CHAR(10) は、改行コードを返します。

数式を見ると、「文字列・CHAR関数の戻り値・VLOOKUP関数の戻り値の3つのものを、& で結合している」とわかります。

先のやり方だと、「ユーザー定義書式」を知っていて、さらに Ctr + J のショートカットを知っていなければ、何をしているのかを理解できません。

消さなければならないものではないので、前の記事は以下に残しておきますが、誰にでもわかりやすくしておくには、この場合は数式を使うやり方を採ったほうがよいと思います。


T.N さん。

数式で文字列を抜き出してきているセルに、別の文字列をセル内改行の形で付け加えて表示させるやり方がわかりました。ユーザー定義書式を使ってできます。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou01

1. セルの書式設定で「配置」タブを開き、「折り返して全体を表示する」にチェック
ここのチェックを必ず入れること。

2. 「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選択。

3. 「種類」の欄が「G/標準」になっているのを消して、「@」を入力

4. 「@」の左右に表示したい文字列を入力

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou02

5. 入力した文字列と「@」の間にカーソルを置いて、Ctrl+J を押す。
Ctrl+J は改行コードを入れるショートカット。

6. カーソルを置いた位置に改行が入る。
改行マークなどの表示は何も見えない。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou03

7. 「OK」をクリックすると、手順 4. で入力した文字列がセル内改行で表示される。
(画像では見やすいように中央揃えにしてあります。)

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou01_2


■注意

セルを F2 やダブルクリックで編集モードにしてから Enter キーを押すと、数式が表示されてしまう。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou04

1. 表示形式で「標準」をいったん選んで OK をクリック。
セル内改行で表示させていた文字列が消えて数式だけが表示される。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou05

2. セルを編集モードにして Enter キーを押す。
数式が返してくる文字列だけが表示される。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou06

3. あらためてユーザー定義書式から、セル内改行で表示させる文字列を伴った書式を選ぶ。

Hyoujikeishiki_cellnaikaigyou07

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