Excel とメモ帳で、ダブルコーテーションで値を囲った CSV ファイルを作る。
この記事は自分用の覚書です。
(Windows 8.1 Pro 64ビット + Excel2016 Office365 Business サブスクリプション バージョン1710(ビルド8625.2121))
■元の表
■考え方
エクセルで「名前を付けて保存」から CSV 形式でファイルを保存する際に、選択できるファイルの種類は、コンマ区切りの CSV だけ。
最後に、ダブルコーテーションで値を囲った CSV ファイルになればよい。
値の左右に、何か目印になるものを付け加えて CSV ファイルを作り、あとで目印を置換して、ダブルコーテーションで値が囲まれているようにする。
■作業の手順
1.元の表とは別の列で、生年月日のセルを TEXT 関数で文字列に変換する。
1967/12/12 2のように / で区切った数字は、「日付」として扱われている(エクセルの内部で「シリアル値」という数字として扱われている。)ので、文字列に変換しておくことが必要。
・例
=TEXT(B2,"yyyy/mm/dd")
2.変換した文字列のセルを、生年月日の列へ「値貼り付け」する。
貼り付け終わったら、文字列に変換する式を入れたほうの列は不要なので削除。
(そのままにしておいてもよい。)
4.元の表とは別のセルに、 " (ダブルコーテーション)を入れて、そのセルを値の左右に結合する式を入れる。ダブルコーテーションを入れたセルは絶対参照にしておく。
・例
=$E$1&A1&$E$1
5.式をほかのセルにコピーして表を完成させる。
7.完成した表を選択してコピーする。
8.Ctrl + N で新しいワークシートを起こして、「値貼り付け」する。
9.値貼り付けしたワークシートを CSV で保存する。
8.メモ帳で CSV を開く。
"""氏名""" のように値の左右を3つのダブルコーテーションが囲っている。
9.置換で、検索する文字列に "" (2つのダブルコーテーション)を入力。
10.置換後の文字列の欄は空欄にしておく。
左右にある3つのうち2つを消せば、ダブルコーテーションを左右に1つずつ残せる。
11.「すべて置換」をクリック
13.メモ帳を上書き保存する。
これで、ダブルコーテーションで値を囲った CSV ファイルが完成。
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