Excel2016(Office 365 サブスクリプション)にだけある IFS 関数
この記事は自分用の覚書です。
(Windows 8.1 Pro 64ビット + Excel2016 Office 365 Business サブスクリプション)
K.F さん。
お互い、Office 365 が入ってよかったですね。
Office 365 Business だと聞いています。
同じ Office2016 (Excel2016, Wrod 2016, Powerpoint2016 など)でも、単体で買った人と、Office 365 に加入してインストールした人とでは、使える機能が少し違ってきます。
Office 365 は、定期的に利用料金を支払ってエクセルなど使いますが、そういう使い方を「サブスクリプション」というそうです。
関数も、サブスクリプションの Excel2016 にだけ搭載されている関数があります。
(Office2016 や Excel2016 を単体で購入した人は使えない関数です。)
その一つが IFS 関数です。
・IFS 関数 (IFS 関数 - Office サポート)
IFS 関数を使ったファイルを、Excel2013 で開いてみました。
数式の前に _xlfn. という文字が付いて #NAME? というエラーが起きます。サブスクリプションではない Excel2016 でも同じかと思います。
自分以外の人にファイルを渡すときは注意が必要です。
先方がサブスクリプションの Excel2016 なのかどうかわからない場合は、IFS 関数は使わないでおくのが無難でしょうね。
■IFS 関数の利用について
IFS 関数を使うと「関数をネストする」必要がないので、見やすくて何をしているかの理解がしやすい式を書けます。
たとえば、 IF 関数で
- セル A1 が空欄なら何も表示しない。
- 76以上ならSを表示する。
- 61以上76未満ならA
- 46以上61未満ならB
- 31以上46未満ならC
- 0以上31未満ならD
を表示する。という式を書くと、
になります。
IFS 関数だとこうです。
IF 関数よりもずっと見やすく、理解しやすいですよね。
■式の中でも Alt+Enter でセル内改行ができる。
ちなみに、僕もひとから教えてもらったのですが、式の中でも Alt+Enter のセル内改行ができます。
文字で説明するとなんのことだかわからないと思いますが、こういうことです。
2行目以降の A1 の左端はスペースを入れて頭をそろえています。
これでもなんのエラーも起こさないで答えが出ます。
こういう形にしておくと、何をしている式なのかがますます読み取りやすくなります。
IF関数だとこうです。
式の中での改行は、サブスクリプションではない Excel2016 はもちろん、 Excel2013 でも可能です。
あとから自分が見る場合にもわかりやすいです。自分以外の人もそうでしょう。業務で使うファイル(数式、VBA コード)は、自分以外の人が見てもわかりやすく作っておくことが大切です。
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