パンダ 上野以外 って検索してごらん。
上野動物園でパンダが生まれたニュース。
まったくもって不愉快なのは、東京のマスコミの扱い方だ。
上野動物園のパンダに妊娠の兆候が見られたというだけで大騒ぎする。生まれようものなら、いろんな人に感想を聞きに行ったりする。
あんたらさぁ、関西にもジャイアントパンダがいるのを知らないの?
上野にパンダ誕生のニュースとともにふれられることで、ちょこちょこと見るようになったのが、和歌山県のパンダの話だ。
1頭、2頭なんてもんじゃない。和歌山県では、実に15頭のパンダが誕生しているのだ。しかも、和歌山のパンダは「日本で生まれ育ったパンダが生んだパンダ」なのだ。
これって、中国以外では初の出来事。
そう! 世界的にみてもトップクラスのパンダの飼育・繁殖技術は、ここ日本にある! 否! 我が故郷である和歌山県にあるのだ!
どうだ! 驚いたか!? 震えろ! ひれ伏せ! 畏れよ! ――と、まぁ多少興奮気味に声が裏返りそうになる勢いでいってみた。
そういうことを東京のマスコミはまったく大きく扱わない。
2016年9月には、和歌山でパンダが生まれているのだ。それなのに大きく扱われなかった。僕の記憶が正しければ、朝のニュースでちらっと扱われたぐらいだ。
百歩譲って、和歌山にまで取材に行くと何かとコストがかかるので行くのは控えるというのあるだろうなと思う。そこはビジネス――コスト感覚は理解はできる。
でも、上野のパンダなんて、ニュース速報が流れたりするのだ。黒柳徹子さんに話を聞きに行ったりするのだよ。
徹子さんは、日本パンダ保護協会の名誉会長だからということなんだろうけど、だったら、和歌山にパンダが生まれたときも徹子さんに話を聞きに行きなさいよ! 電車でいけるだろうが!
もう一つ言っておくと、ジャイアントパンダは神戸にもいる! 神戸市立王子動物園にだ!
しかも、神戸市立王子動物園は、パンダとコアラが見られる国内唯一の動物園なのだ!
そういうことも東京のマスコミはふれない。
上野にパンダがいないと、もう日本ではパンダが見られないと思っている人は多いような気がする。
マスコミの扱い度合いがあまりに上野とは異なるので、いわゆる "印象操作" ってやつが起こってしまっているのだと思う。
悪意でそうしているわけではないだろうけど、どこかで東京以外を下にみてなめてるんだろう。「話題の中心は常に東京であるべきだ」と彼らは意識下でも思っているに違いない。
似たような感じ方をするのは僕だけではないようで、 パンダ 上野以外 なんて検索すると、扱いの度合いの違いに疑問を感じている人たちがけっこう見つかる。
この国のすべての民よ! 覚えておきなさい!
ジャイアントパンダは、和歌山県と兵庫県にもいるのだということを!
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