Excel の「アクティブ行との相違」、「アクティブ列との相違」
この記事は自分用の覚書です。
(Windows 8.1 Pro 64ビット + Excel2013 Home & Business)
エクセルの「ジャンプ」機能の「セル選択」のなかにある「アクティブ行との相違」と「アクティブ列との相違」の動きの違い。
・「アクティブ列との相違」を使って、他のセルとは異なっている数式を見つける。
■アクティブ行との相違
アクティブセル領域のなかで、アクティブセルがある列の個々のセルに対して左右に向かって(つまり行のなかで)それぞれのセルの値と異なる値が入っているセルを見つけて選択する。
■アクティブ列との相違
アクティブセル領域のなかで、アクティブセルがある行の個々のセルに対して上下に向かって(つまり列のなかで)それぞれセルの値と異なる値が入っているセルを見つけて選択する。
■アクティブ行との相違
1.セル範囲を選択して、「ジャンプ」の機能を呼び出す。
「ジャンプ」はショートカット Ctrl + G で呼び出せる。
リボンからは、「ホーム」タブ-「編集」グループ-「検索と選択」のなかの「ジャンプ」
※氏名は、「疑似個人情報データ生成サービス」を利用して生成。
2.「ジャンプ」のダイアログボックスが開いたら「セル選択」をクリック。
3.「アクティブ行との相違」をチェックして、OKをクリック。
4.セルが選択される。
この場合は最初に選択した状態のときは、セルA2の「浜崎穂乃香」がアクティブセルなので、A列のなかで次のような動きをする。
セルA2の左右に対して「浜崎穂乃香でないもの」を探す。
(つまり2行目のなかで「浜崎穂乃香でないもの」)
セルA3の左右に対して「小寺信彦」でないもの」を探す。
(3行目のなかで「小寺信彦でないもの」)
セルA4の左右に対して「小口美帆でないもの」を探す。
(4行目のなかで「小口美帆でないもの」)
セルA5の左右に対して「熊田好でないもの」を探す。
(5行目のなかで「熊田好でないもの」)
セルA6の左右に対して「石原千沙でないもの」を探す。
(6行目のなかで「石原千沙でないもの」)
イメージとしては次のよう。
この場合は、最初にアクティブセルがあるA2の左にはセルがないので、セルの右方向だけで異なる値を探している。
A列にある各セルを基準にして、行ごとに相違を探しているので、A列のどのセルをアクティブセルにした場合も、最後に選択されるセルの結果はすべて同じになる。
最初に選択した状態から、アクティブセルを移動するには、Tabキーを押す。
Shift + Tab で逆方向へ戻る。
■アクティブ列との相違
1.セル範囲を選択して、「ジャンプ」の機能を呼び出す。
画像では、セル範囲 A2:C6 を選択してから、Tabキーでアクティブセルを A4 に移動している。
2.「ジャンプ」のダイアログボックスが開いたら「セル選択」をクリック。
3.「アクティブ列との相違」をチェックして、OKをクリック。
4.セルが選択される。
最初に選択した状態のときは、セルA4の「小口美帆」がアクティブセルなので、次のような動きをする。
セルA4の上下に対して「小口美帆でないもの」を探す。
(つまりA列のなかで「小口美帆でないもの」)
セルB4の上下に対して「福井栄一」でないもの」を探す。
(B列のなかで「福井栄一でないもの」)
セルC4の上下に対して「出口博子でないもの」を探す。
(C列のなかで「出口博子でないもの」)
イメージとしては次のよう。
この場合は、最初にアクティブセルがA列の4行目にあるので、4行目にある各セルの上下で異なる値を探している。
4行目にある各セルを基準にして、列ごとに相違を探しているので、4行目のどのセルをアクティブセルにした場合でも、最後に選択されるセルの結果はすべて同じになる。
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