デビルマンは飛ばなきゃダメよ。
今話題の高速インターネット『NURO(ニューロ) 光』。下り最大2Gbpsのスピードは世界最速なのだとか。
そのテレビCM『NURO DEVILMAN』を見た妻が――「デビルマン、飛べてないじゃない。世界最速なのに落ちてたらダメだよね」
なんか、とても納得してしまった。
特に、ピエール瀧さんが出ているバージョンのは、あれは "落下" してるよなぁ。
頑張れ。NURO(ニューロ) 光!
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今話題の高速インターネット『NURO(ニューロ) 光』。下り最大2Gbpsのスピードは世界最速なのだとか。
そのテレビCM『NURO DEVILMAN』を見た妻が――「デビルマン、飛べてないじゃない。世界最速なのに落ちてたらダメだよね」
なんか、とても納得してしまった。
特に、ピエール瀧さんが出ているバージョンのは、あれは "落下" してるよなぁ。
頑張れ。NURO(ニューロ) 光!
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いやぁ堪能したよ。
やっぱりKISSのライブは最高だ。
ポールが「チバ!」って叫んでたのがちょっと笑ってしまった。
これからゆっくり夕食。余韻にひたりながら一杯かたむけよう。
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小学館の国語辞典「大辞泉」の調査によると、「本来と異なる意味・言い方で使用される言葉ランキング」の第1位は「ハッカー」だった、とかいうニュースを見た。
まぁけっこう以前から言われ続けていたことではある。「ハッカー」というのは、「コンピュータやその関連技術に非常に詳しい人」であって、「不正なアクセスをする人」ではないという話は。
後者は「クラッカー」だったかな。
第2位は「確信犯」だとか。
「悪いとわかっていながらやる犯罪、間違ったこと」といった意味で使う人が多いのだとか。僕もそうだけど。
もともとの意味は、「信念に基づいて,自らの行為を正しいと信じて行う犯罪」のことだってさ。
たしかに、あらためて考えてみれば、前者の意味で「確信犯」を使うのはやっぱりおかしい。
(誤解がないように再度ふれておくけど、僕も前者派。だから、この記事には前者の意味で使う人を責めたり馬鹿にしたりする意図はない。)
なぜか? だって、犯罪なんてそもそも「悪い」と思いつつやるもんでしょうが。だからこそ、犯罪を犯そうとする人間はそのことをばれないようにするのだろうし。
もし、「悪いとわかっていながらやる犯罪」を表す言葉が「確信犯」だとしたら、盗み、詐欺、暴行その他もろもろ世の中のたいがいの犯罪は「確信犯」だよ。
だから、前者の意味で「確信犯」を使うのは、やっぱりおかしいと僕は思う。
(誤解がないようにもう一度ふれておくけど、僕も前者派だからね。)
「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」が正しい言葉の使い方だとしたら、とても面倒なことがこの国に起きる。やってみよう。
こうなる――
普通に(犯罪を "普通に" っていうのも変だけど)行う犯罪が「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」であるなら、この国に必要な新しい言葉は、「いけないことだと知らないでやってしまった犯罪」を一言で表す名詞のほうじゃないか?
そういう言葉をだれかが作らなければ、日々発生している「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」が「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」だと呼ばれることなく終わってしまう時代がまだまだ続くのだ。
どうする日本!? 我々はこのままでいいのか!?
「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」と「知らなかった犯」(いまは仮にこう呼ぼう)の区別をはっきりとさせなければ、「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」は未来永劫に「(悪いとわかっていながら)確信犯」と呼ばれることがないまま、犯罪を続けるだろう。
なんせ、僕も含めて、普段から発生している「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」を「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」と呼ばない人々がわんさかといる国なのだから。
――といった具合。
(またまたふれておくけど、僕も「悪いとわかっていながらやる」用法派だからね。)
なかなか面倒な世の中になりそうだ。
とはいっても、「(悪いとわかっていながらやる)確信犯」を使う人が多いことは、素晴らしいことだと僕は思っている。
だって、「確信犯」という言葉を「悪いとわかっていながらやる」という意味で使う人たちには、「悪いと思ったことはやらないでしょ」っていう気持ちがあるといえるから。
「悪いことだと思ったなら、普通はやらないよね。それを悪いことだとわかっていながらやるのは "確信犯" だよね」って言う人は、「悪いと思ったことはやらない人」だともいえるのだ。
だから、間違った使い方だろうが、本来とは異なった意味・使い方であろうがかまわない。
「確信犯」を「悪いとわかっていながらやる」という意味で使う人が増えるのは、とてもいいことなのだ。
悪いと思ったことはやらない人――つまり、「確信犯」を「悪いとわかっていながらやる」という意味で使う人――をもっと世の中に増やそう!
(最後にもう一回ふれておくけど、僕も「悪いとわかっていながらやる」用法派だからね。だから、この記事はそういう使い方で「確信犯」を使う人を馬鹿にする記事ではないからね)
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NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」――オープニング曲の最後がそう聞こえて仕方がない。
金持ちぃ~ハレルヤ~、って。
なんて思っていたら、世の中には僕と同じように聞こえる人がいるみたい。やっぱりねぇ。そう聞こえるよねぇ。
正しくは「雨のち晴レルヤ」だとか。
でも、もう僕の耳にはそう聞こえない。明日も明後日も、来年までもそれは続くんだ。
そしてまた今朝も。金持ちぃ~ハレルヤ~
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この記事は自分用の覚書です。
一か月の日付を自動的に入力するには、次の4つの関数が使える。
( Windows 8 Pro 64ビット + Excel2010 )
・DATE関数
特定の日付を表す連続したシリアル値を返す。
書式
DATE(年,月,日)
・EOMONTH関数
開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の月の最終日に対応するシリアル値を返す。
書式
EOMONTH(開始日, 月)
・IF関数
指定された条件を評価した結果が TRUE の場合はある値を返し、評価した結果が FALSE の場合は別の値を返す。
書式
IF(論理式, [真の場合], [偽の場合])
・OR関数
いずれかの引数が TRUE のとき、TRUE を返す。引数がすべて FALSE である場合は、FALSE を返す。
書式
OR(論理式 1, [論理式 2], ...)
■一か月の日付を関数で自動的に入力する。
4種類ある月末の日付(28,29,30,31)に対応した表示ができるようにする。
(月末が28日の場合は28まで、29なら29までを表示。30日の場合は30まで、31日までの月は31までを表示)
例:2013年10月の日付を、A1からAE1の31個のセルに入れる。
A1セルの式のなかで、 DATE(2014,1,1) のように、年,月,日を変えると、それに応じた一か月の日付が各セルに表示される。
月末の日付に合わせて、AC1セルからAE1セル(29,30,31)の表示・非表示が変わる。
A1では、関数を使わないで 2013/10/1 と入力しても結果は同じ。
別のセルで曜日を表示するには、曜日を表示するセルで日付のセルを =A1 のように指定して、「セルの書式設定」の「ユーザー定義」で aaa あるいは aaaa を入力する。
aaa では 火 のように 曜日 が付かない表示。
aaaa では 火曜日 のように 曜日 という字を伴った表示。
=TEXT(A1,"aaa") の式で曜日を表示することもできる。
この場合は、TEXT関数によって文字列が返されるので、手順2のように、隣のセルに1を足していく式で曜日を増やしていくことはできない。
DATE関数の引数をセル位置にすることで、別のセルで「年」と「月」を指定する使い方もできる。
■DATE関数の引数の「年」と「月」を、ほかのセルで指定する。
DATE関数の引数をほかのセルから取得するには、該当する引数の部分にセル位置を書く。
=DATE(A1,B1,1)
のように書く。
A1セルには「年」(2013)を、B1セルには「月」(10)を入力する。月の初めは必ず1日から始まるので引数の「1」は式の中に書いておく。
A1とB1を書き換えるたびに、一か月の日付の表示も連動して変わる。
例: の式のままでは、A1とB1に値を入れないと #NUM! のエラー表示になる。
・A2
=IF(OR(ISBLANK(A1),ISBLANK(B1)),"",DATE(A1,B1,1))
・B2
=IF(A2="","",A2+1)
AC2
=IF(ISERROR(AB2=EOMONTH($A$2,0)),"",IF(AB2=EOMONTH($A$2,0),""
,AB2+1))
・AD2
=IF(ISERROR(AC2=EOMONTH($A$2,0)),"",IF(AC2=EOMONTH($A$2,0),""
,IF(AC2="","",AC2+1)))
・AE2
=IF(ISERROR(AD2=EOMONTH($A$2,0)),"",IF(AD2=EOMONTH($A$2,0),""
,IF(AD2="","",AD2+1)))
など、エラーを非表示にする工夫も必要。
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教師がきちんと「君が代」を斉唱しているかどうかを確認する――大阪府教育委員会がそんな内容の文書を府立学校に送付していたって話。
なんだかなぁ。歌いたくないって人がいるなら、歌わなくていいじゃないの。なにも、歌ってるかどうか確認しなくてもいいじゃないか。
だけど。歌いたくないほうも、「立つのも歌うのもぜったい嫌だ」といっていっさい自分を変えようとしないってのも、波風がたって誰も嬉しい思いができない可能性が高いという意味で、そこまで嫌だと主張しなくてもいいんじゃないかなぁ。
何かに対する是非のどちらの立場でも、他者との間がややこしいことに陥らない振る舞いができるというのが、大人としての能力の一つだと僕は思う。
たとえば、立つだけは立って、歌わないでなんとなく口をぱくぱくさせてるだけとかさ。
それで、「この人、歌ってないぞ」と気づいた周りもさぁ。一応付き合ってるんだから、そこはもう何にもふれないでおくとかさ。
それが、大人の対応ってもんでしょう。
「歌おう」というほうも、「歌わない」というほうも、互いに自分が「かくあるべし」と思うところを望むばかりで柔軟な態度を取れないというのは、子供たちに見せる姿勢としてはいいものじゃないって気が僕にはするなぁ。
そこはもう白黒つけずにふわぁっとさせておく、っというわけにはいかんのかいな。
歌っても歌わなくてもどっちでもいいですから、もうあれこれ言わないでおきましょう。大人なんだから、そこはもめないように互いにうまいことやっていきましょう、ってさ。
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この記事は自分用の覚書です。
あるセルに入力した内容によって他のセルの書式を決めるには、『条件付き書式』を使う。
( Windows 8 Pro 64ビット + Excel2010 )
■例:C列のセルの数値が1,000以上なら、A列のセルの背景色を塗りつぶす。
C1セルからC10セルまで数値が入っている。
A1セルからA10セルまでを書式設定する。
手順5の書き方をした式は、$を付けてないので、コピー貼り付けするとその位置に応じた式に変わる。
A1セルからC10セルをコピーして、D11からF20になるように貼り付けると、D11セルからD20セルの条件付き書式の式は =F11>=1000 に変わる。
上記の例:では条件付き書式を設定しているのはA1セルからA10セルまで。
A1セルからC10セルまでに条件付き書式を設定するには、A1セルからC10セルを選択し、
=$C1>=1000
の式を入れる。
■条件付き書式ダイアログボックスでの式の表示
条件付き書式ダイアログボックスでの式の表示の仕方が、Excel2007以降で少し変わっている。
Excel2003までは、ダイアログボックスに表示される数式は、選択しているセルによって変わった。
上記の例:の場合、A1セルを選択しているときは =C1>=1000 が表示され、A2セルを選択すると、 =C2>=1000 になり、A3セルを選択すると =C3>=1000 が表示された。
Excel2007からは、書式を設定したどのセルを選んでも、「条件になる範囲の先頭セル」を表す数式が表示されるようになった。
上記の例:の場合、A1セルからA10セルのどれを選択してもダイアログボックスには =C1>=1000 が表示される。
見え方が「条件になる範囲の先頭セル」になったというだけで、起こっていることは旧バージョンと同じ。
例:では式の見え方が、 =C1>=1000 であっても、A1セルの書式を実行する条件はC1セルの値であり、A2セルの書式の条件はC2セル、A3セルの書式の条件はC3セル・・・A10セルの書式の条件はC10セルの値になっている。
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『バンパイアハンターD (1)』と『バンパイアハンターD (3) 妖殺行』(フラッパーコミック)は、菊地秀行の原作のコミック化。作者は鷹木骰子(たかきさいこ)。
ほしいなぁって思っているのだけど、原作にあるお気に入りシーンが入っているかどうかがわからない……誰か教えて!
というのも――原作ファンの人にはよけいな話だけど――各原作を元に作られた2つの映画があって、それらを見たことはあるのだけど、どちらでも僕のお気に入りシーンがばっさりなかったもので。
2つのお気に入りシーンとは、次のよう。
■『吸血鬼ハンター"D"』
ヒロインのドリスが連れ去られたあと。「一緒に来るか」と尋ねるDに、まだ幼い弟が命の危険を承知で「うん」と答えるくだり。
■『D-妖殺行』
バルバロイの里。Dの顔に気づいた長老が、バルバロイの里に古くから伝わる "唯一の例外" を宣言するくだり。
特に、後者での長老の宣言は原作を読んでいて「かっこいい」って口にしてしまったほどお気に入りシーンなんだけどなぁ。映画には無かったんだよなぁ。
コミックを読んだことがある人。教えて! ネタバレはやめてね。
いやまぁ、原作を読んでるからバレるもなにもないんだけどさぁ。そこはやっぱり、気分ってものがあるじゃない。
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この記事は自分用の覚書です。
F.Nさん。
エクセルで重複した値を入力できなくするコードです。
手入力だけでなく、コピー貼り付けや =B2 といったセルの参照で重複が起きても入力を禁止します。
ただし、「コピーしたセルの挿入」の操作はできてしまいます。
僕が書いたのではなくもらったものなので、僕のVBAの知識ではコードの詳細はわかりません。とにかく、このコードで重複入力を禁止できるので助かりました。よかったら使ってみてください。
(コメントは僕がつけました。解釈が間違えていたらごめんなさい)
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
から
End Sub
までをコピーします。
シート名の上で右クリックして「コード表示」を選ぶと、VBE(Visual Basic Edtor)が起動してくるので、その画面に貼り付けます。
( Windows 8 Pro 64ビット + Excel2010 )
■重複した値を入力できなくするVBAのコード
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
If Target.Count <> 1 Then Exit Sub
If Target.Row > 501 Then Exit Sub
If Target.Column <> 1 Then Exit Sub
If Application.WorksheetFunction.CountIf(Range("A1:A501"), Target.Value) > 1 Then
MsgBox "重複した値です。"
Target.Value = ""
End If
'
'A1:A501 の範囲を重複入力ができないようにしてある。
'重複入力の場合、「重複した値です」というメッセージを表示する。
'表示されたメッセージでOKをクリックすると、入力をキャンセルする。
'手入力だけでなく、コピー貼り付けや =B2 といったセル参照での重複も入力を禁止する。
'「コピーしたセルの挿入」の操作では重複禁止にならない。
'連続した範囲の貼り付けでも重複禁止にはならない。
'
'このコードのままでは、重複禁止ができるのはA列のセルに入力するときだけ。
'別の列を重複禁止にしたい場合は、コードのなかの
'If Target.Column <> 1 Then Exit Sub
'の 1 の部分を列に対応した数値に変えて、
'Range("A1:A501") の部分も重複禁止にしたい列の表記に変える。
'たとえば、B列を重複禁止にするには 1 を 2 に変えて、
'Range("A1:A501") を Range("B1:B501") にする。
'
'A列もB列も重複禁止にするといった複数列での重複の禁止はこのコードではできない。
'
'If Target.Row > 501 Then Exit Sub
'の 501 を書き換えることで、重複禁止の範囲を列方向に広げたり狭めたりできる。
'
End Sub
・追記
過去にも同様の記事を書いていました。
Excelへの入力で、コピー貼り付けでの重複を防ぐ。
同じコードですね。前のコードはどうやったのか覚えてません。たぶんインターネット上のどこかで見つけてコピペしたんじゃないかと……
「自分用の覚書」だなんて書いてくるくせに覚えてなかったという下手な洒落みたいな話です。
2010年の記事ですね。エクセルは2002だと書いてます。あのころは確かにエクセル2002をXP上で使ってました。
VBAのコメントとして書いておくべきことをコメントにしていないところに、当時の勉強不足さがはっきりと表れています。いまはちょっとは勉強を重ねたつもりなんですが。
計らずも、同じコードがエクセル2002と2010の両方で動くことを確認してしまいました。
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10月5日の『ダーウィンが来た』(NHK)で、小笠原のイルカが取り上げられていた。
(日付が間違っていることに後で気づいた。今日は1日なのに。自分のうっかりが面白いからこのままにしておく。正しくは2013年9月29日)
漂う海藻を口でひっかけたり、海底のナマコをボールのように扱ったりをする行動は、「遊び」らしい。イルカの知能は高いという話をよく聞くけど、それを思わせる行動だった。
でも、オスイルカの生殖の準備に驚いた。
メスのイルカは子供といると生殖の行動をとらなくなるのだとか。なので、オスたちは子供イルカをメスから離そうと突いたり、沿うように泳ぐのを邪魔したりするのだ。
それに対してメスのイルカは特に子供を保護するためにオスたちに抵抗したりはしない。
さらに、子供イルカを母親から離すことに成功しても、オスイルカたちの行動はそれだけでは終わらない。
彼らは子供イルカを「攻撃」するのだ。
いやぁ、あれには驚いた。ほんとに「攻撃」するんだもの。
イルカショーで見られるジャンプのように水中で身体を回転させると、勢いがついた尾を子供イルカに叩き付けたりする。
あれは痛いぞ。
ここでもメスイルカは子供イルカを守ろうとするような動きはみせない。
相手は、まだまだ体格の小さい子供イルカだ。当然、大人のオスイルカの一撃でよろよろになる。二発ほどくらうと、動かなくなって静かに沈んでいく場面もあった。
「ええっ! 殺っちゃったの!?」って驚いていると、全身を震わせて再び泳ぎだした。やはり、強烈な衝撃で一瞬気絶していたようだ。
「あのメスはオレのものだ」という気持ちを満たすために、オスのイルカたちも酷なことをするものだと思ったけど、それはこっちの勝手な擬人化にすぎない。
彼らは海獣なんだ。野生の。
本能なのであって、攻撃するオスも子供を守ろうとしないメスも特別に残酷な感情をもった生き物だというわけではない。
イルカの群れが生き残り、子孫を残すためには大人のオスイルカたちの子供イルカへの攻撃は必要なのだろう。そうやって生き残った子供イルカがより強いイルカだということなのか……
それにしても、可愛い顔をしているだけにあの尾っぽでのぶっ叩きにはびっくりしたよ。
重ねていうけど、彼らは野生の動物であって、可愛くて人懐っこくて優しいお友達になるために生きているのではないのだ。
生き残るためには戦いもし、攻撃もする。
テレビでイルカを扱うと、可愛いさや利発さ、平和的な印象を与える映し方がなぜか多いけれど、なかなか正直な映像を見せてもらった。さすがNHKってところか。
でも、攻撃ばかりするのがイルカじゃない。メスイルカが子供イルカを支えて海面近くに押してやる行動もカメラは捉えていた。まだ巧くない呼吸を助けているらしい。
あるいは、同じイルカでも異なる種類のイルカの子供にお乳を与える場面もあった。イルカの研究をしている人たちの間でも、かなり珍しい光景らしい。
そして、そんな行動だけがこれまたイルカではない。子供イルカに尾をぶつけることもあるのだ。どちらもイルカの本当だ。
何日か前に、英セント・アンドリューズ大学(University of St Andrews)生物学部、海洋哺乳類研究ユニット(Sea Mammal Research Unit)の報告がニュースになった。
バンドウイルカはときには、単独で捕食を目的としていない行動をし、小型のネズミイルカを殺害することを発見したのだとか。また、6年間の調査のなかでは、若いオスのイルカの一団が他のオスイルカにのしかかって、互いに血を流す戦いになるのも目撃したとか。
このニュースの元になった報告を、Sea Mammal Research Unit のサイトで探したけど僕には見つけられなかった。なので、そのニュースの裏付けをはっきりと示すことができない。
確かなことは、イルカに限らず野生動物はどんなに可愛く見えても、平和的で人間にまったく害をなさない生き物だとは言い切れないということ。必要となれば、攻撃の矛先は人間にも向くだろう。
だから、イルカに触れ合いにいく人は、もしものことを考えて彼らを刺激しない行動を取ったほうがよいと思う。あるいは、場合によっては攻撃を受けてケガをするような目に遭うことも覚悟で行くべきだと思う。
また、そういうサービスを提供している人たちも、野生動物としてのイルカを忘れないようにし、お客さんが襲われたりする事故がないように気を配るべきだと思ったしだい。
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