« いつも通りの買い物なら物は無くならない。 | トップページ | 放射性ヨウ素の量で不安をつのらせないために。 »

いま、観光やイベントは避けるべきことではない。

地元のマラソン大会が中止になりました。そのマラソンに遠方から参加する人もいて、宿や地元の飲食店もランナーや応援にくる人たちでにぎわう季節だったのに――テレビのニュースでは、3連休を迎えた箱根に人出が無くてがらがらな様子を映していました。

計画停電が続けば規模の小さなお店や会社は存続が危ぶまれてきます。廃業するしかないところも、もう現れていると思います。

大災害があり、たくさんの人が亡くなり、命が助かった人も住処や働き場所を無くしています。再びの地震にまだ不安もあるでしょう。電力の使用も制限が続いています。
そんな日々に、多くの人が観光やイベントなんてやってる場合じゃないという気持ちになるのは仕方がないことだと僕は思います。

ですが、人が動かなければ経済は回りません。

電車の運行本数が減れば移動をするのが面倒な場合もあるでしょうし、いつ出るのか何時に着くのか読みが利きづらいということもあるでしょう。
それでも、できる観光やイベントはやった方がよいと僕は思います。

被災地で苦しむ人たちに思いをはせると遊んでいられない考えもあるでしょう。それはぜんぜん間違っていないと僕も思います。
でもそれと同時に、人がやってきてくれないと生活が成り立たない人たちもいるということは失念しないで欲しいです。

たとえば、少しでも外食すればお店の収入になります。そんな人が100人、1,000人いればお店の収入はさらに増えます。「物がお店から無くなる現象」と起こることは同じです。1人ひとりは多いつもりはなくても、人数がそろえば大きな量になります。

何も被災していなくても、災害の影響を受ける人はたくさんいるし、苦しい時期をなんとか耐えようとする人もたくさんいます。

僕が参加するつもりだったあるイベントがあります。地震があった直後は僕は参加を止めるつもりでした。
でも、ちょっと前に主催者側から「やります」との連絡がありました。それを聞いて考えが変わりました。僕がイベント参加を止めても何もどうにもなりません。せいぜい、うちの財布から交通費が出なくてすむ程度です。

でも、僕らがイベントをやることで人が見に来てくれるかもしれない。イベントの周囲のお店にも人が入るかもしれない。
イベントでは電気を使うことが少し気がかりだけど、こちらを立てればあちらが立たずというのが世の中だ。どちらさんも丸く収まるなんてことはそうそうない。

「こんな時に電気を使うなんて……」と批判されるかもしれない。でも、やることの意味を僕は感じている。
僕らのイベントで使うぐらいの電気を節電することと、僕らがイベントをやることの影響のどちらがより良いものを生み出すか?

僕はイベントを実施する方が意味が大きいと感じています。

「そんなに必要ですか」――と張り紙をしたお店があったと聞いています。地震直後に普段以上の量の買い物に殺到するお客さんを見たあるお店の人が書いたそうです。
僕も似たようなことを言いたいです。「そんなに止めないといけませんか」と。

|

« いつも通りの買い物なら物は無くならない。 | トップページ | 放射性ヨウ素の量で不安をつのらせないために。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: いま、観光やイベントは避けるべきことではない。:

« いつも通りの買い物なら物は無くならない。 | トップページ | 放射性ヨウ素の量で不安をつのらせないために。 »