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日本航空と全日空の「1番」を巡る競争の真相はどうなんだろう?

今朝の(11月1日)の朝日新聞で判断に迷う記事が――

羽田空港から32年ぶりの国際定期便。その「第1便」を競ったのが、日本航空と全日本空輸。お客さんをいかに速く誘導して、いかに定刻通りに飛ぶかという競争。

「32年ぶりの機会に "1番" に飛び立った」という事実を残すことができれば、それは歴史的出来事として、今後新聞やテレビで取り上げられる場合が多いだろうから広告としての効果が絶大ということらしい。

先に1番を取りに動いたのは全日空。
全日空も日本航空も定刻は10月31日午前0時5分。それを全日空は5分繰り上げ、その連絡を10月26日からお客さんに始めたのだとか。

一方、日本航空は、出発時間前だがお客さんがそろい次第出発する旨の連絡を、10月30日午後11時20分に始める。
なるべく迷わずに声をかけられるように、お客さんには皆、チェックイン時に目印となる色つきカードを渡して首から提げるようにお願いしてあったのだとか。

結果は――10月31日午前0時4分に日本航空が離陸して「1番」を射止めた。全日空の離陸は0時7分だったとか。

記事を読んでの最初の印象は、「一番になりたいから、早く集まってくれなんて――サービス業としてはちょっと変じゃないか?」でした。

でも、「どうせ遅れる」って考えて、余裕を持って定刻前に来ない人っているから、早く集まるように従業員さんたちが声かけしてくれるというのも、ありと言えばありなような気もしてくる。だって、定刻の1分前に離陸できたんだもの。

と言っておいて、お客さんが蚊帳の外って感じもするしで……1番の離陸を実現したいのは航空会社の都合であって、お客さんには1番でも2番でも関係ないから。

もし定刻を堂々と無視するならそれは乗る側として違うと僕は思う。定刻通り出発できればみんな嬉しいから、定刻より少し早めにゲートに来るように僕は心がけています。
でも、定刻より40分ほど前から急がなければならない理由も、急がされなければならない理由も乗る側にはないんだよなぁ――

はたまた、朝日新聞の記事の書き方もちょっとどうなのよ? という印象がするしで――最後の社員さんの言葉なんか、わざと悪っぽく書いているような感じがするんだよなぁ。
でも、真相はわかんない。

いつまで残っているかわからないけど――朝日新聞のサイトにある当該記事
あるいは、朝日新聞がお近くにある方はそれを見てみてください。

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