サグラダ・ファミリアの礼拝堂が11月に完成
バルセロナへ行ってきました。
サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の建設計画が始まったのは1882年だそうな。今年で128年が経っています。
100年以上過ぎてもまだ完成していないことがよく話にあがりますが、少しずつ出来上がりながらのことなんだから、多少は止まった時期があるとしても、100年以上造り続けているということが凄いなぁと思ったりします。
さて、この11月にまた新しい部分が完成するそうです。
世界遺産になっている『生誕のファサード』から入ってすぐの巨大な礼拝堂がそれ。
11月に教皇 ベネディクト16世がやってきて礼拝をすることが決まっていて、ガイドさんによるとそれに間に合わせるための突貫工事中だとか。
(サグラダ・ファミリアの外壁には "教皇、来たれり!"という感じの垂れ幕が下がってました)
写真のクレーンが、どっから出すんだ? と気になってしまいました。
(まぁたぶん、バラして持って出るのでしょうけど。)
ガイドさんの話では、「教皇が来て人々の平和と繁栄を祈るのだろうけど、それだったらバチカンの財宝を売って皆に分ければいい」という市民もいるそうです。
さらに、「教皇が祈るというのは表の理由で、本当はサグラダ・ファミリアの観光収入が貯まったので、バチカンがそれを徴収にくるのだ」と話す人もいるとか。
スペインでは若い人の30~40%が定職をもっていない状況らしい――日本では15~24歳の失業率が9%ぐらいだったかな。それで深刻な問題になるのだから、そこから比べるとスペインの状況は、それはもう大変な厳しさ。
教皇が来るよりも、バチカンの財宝を売って分けてくれた方がありがたいって言いたくもなるよな。
| 固定リンク
コメント