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PROGRESSIVE ROCK FES 2010 開催

今や死語を通り越して、遺物か化石かという感じもする「プログレ」。
しかし、どっこいプログレはまだ滅びてはいなかった。

2010年8月22日、『プログレッシブ・ロック・フェス 2010』が開催される。
サブタイトルは、「プログレッシプ・ロックの祭典~めくるめく音世界への誘い」だ。
場所は日比谷野外音楽堂。

ちなみに、サブタイトルの最後の二文字は「いざない」と読んでいただきたい。間違って「さそい」なんて読んじゃった人は、たぶんプログレな感覚をお持ちじゃない気がします。
(このへんの微妙な意識の違いがわかるかな? わかればまだ少しはプログレな感覚をお持ちかも)

プログレッシブ・ロック・フェスというのは日本初だとか。

なんと! というか、国内のプログレッシブ・ロック・フェスなんだから当然というか『四人囃子』が出演する。
スティーブ・ハケット (Steve Hacket) も来るぞ。

いやぁ素晴らしい企画だ。

冒頭から偉そうなことを言いましたが、実はプログレッシブ・ロックはそんなに真剣に聞いてません。でもそんな僕でも素晴らしく感じるのだから、本当に好きな人には夢のような話しでしょう。
海外でそういうロックフェスが開催されるのは聞いたことがあるけど――日本初というのは間違いないと思う。

僕はピンク・フロイド (Pink Floyd) を聞いてた派。イエス (Yes) じゃなかった。
だって、ピンク・フロイドの方が歪みが効いたギターとかが響いててさ。その方が僕の耳には心地よかったし。
(すでにハードロックに気持ちが向き始めていたからだろうなぁ。)

『炎~あなたがここにいてほしい』 (Wish You Were Here) で初めて聞いて、それから過去のアルバムを聴き集めてたけど。
("聴き集める" って言葉は僕の創作。何枚かは買ったけど全部買ったわけじゃない。でも、聴きはしたよってこと。だって未成年だったし、お金無かったし。)

そのあたりからハードロックにより興味が移っていって、ピンク・フロイドはあんまり聞かなくなってしまった。

振り返ると、あの頃はピンク・フロイドだけでなく、僕にとっての凄いアルバムがばんばん世に出ているのだ。
KISS の『地獄への接吻』 (Dressed to Kill) や『地獄の狂獣』 (Alive!) 。
Ritchie Blackmore's Rainbow の『銀嶺の覇者』 (Man on the Silver Mountain) や『虹を翔る覇者』 (Rainbow Rising) 。
KISS も Rainbow も立て続けにアルバムが発売されていった。それに比べて、ピンク・フロイドの場合は、何年か待たされたからなぁ。

そりゃぁ興味も移るわな。

『ザ・ウォール』 (The Wall) のころは、流行ってたからミュージックビデオとかも見たりはしてたけど、もうアルバムを買おうという気にはならなかったなぁ。

話は変わるけど、フォーカス (Foucus) ってまだやってんだってねぇ。すごいなぁ。
フォーカスときたら、もう『悪魔の呪文』 (Hocus Pocus) にふれないわけにはいかない。ご存じない方はぜひライブアルバム "Focus At The Rainbow" を聞いていただきたい。美しい旋律の "Sylvia" から "Hocus Pocus"への展開は震えるよ。

ギターのヤン・アッカーマンは "暴力的" とも言える早弾きで語られることが多いけどそれだけじゃない。
ライブの "Hocus Pocus" の途中にちらっと現れる高速ストロークにもご注目。並のギタリストじゃ、あの速さで右手首を振るのは無理!

ライブ盤ならではの粗っぽさも手伝って演奏から溢れるパワーは衝撃だよ。演奏している姿を見たい方は、Youtube でもすぐに見つかるから探してみてね。 "Focus At The Rainbow" の映像かはわかんないけど。

来日……ないだろうな。来ても、ヤン・アッカーマンはメンバーじゃないし。

もうなんだかいろいろ想い出しちゃったから脈絡なく並べてやる!

そのヤン・アッカーマン (Jan Akkerman) もまだまだ現役だ。
超絶テクニックなら、アラン・ホールズワース (Allan Holdsworth) だって負けてはいない。
2人とも同じ歳。今年で64だ。

国内に目を向けよう。

Novela (ノヴェラ)の『魅惑劇』と同じネクサス・レーベルからアルバムが出ていた美狂乱(びきょうらん)も見てみたいぞ。
そういえば、 Ain Soph (アイン・ソフ)もネクサスからアルバムが出てたなぁ。
KENSO (ケンソー)とか新月も見てみたいなぁ。

正直言うと、ノヴェラ以外は名前だけ知ってて聞いたことがないバンドなんだけど。
Gerard (ジェラルド)や Teru's Symphonia (テルズ・シンフォニア)もよく知らないから見たいなぁ。

ノヴェラはときおりかつてのメンバーが集まってライブをやっているらしい。近くに来てくんないかなぁ。

そういえば、「プログレッシブハード(プログレハード)」なんて言葉もあったっけ――そんなフェスも開催……されないか。

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