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帰ってきた "ノーマン・ジェントル"

日本ではスカパー!のFOXで放送している『アメリカン・アイドル』。今期はシーズン9です。

23日の放送では5人に絞られました。
始まったころに優勝候補だと僕が思っていた3人のうち、マイケル・リンチ (Michael Lynche) とケイシー・ジェームズ (Case James) はまだ残っています。
もう1人のアンドリュー・ガルシア (Andrew Garcia) は惜しくも落選してしまいました。

今期の優勝者は誰でしょう。
(ここにきて、実はクリスタル(Crystal Bowersox)じゃないかという気がしています。)

アメリカン・アイドルでの優勝は、今までの人生を全く変えしまうでしょうが、そうでなくて本戦に残ったというだけでも今後の人生に与える影響は相当大きいでしょう。
シーズン5にて第4位で番組を去ったクリス・ドートリー (Chris Daughtry) の成功なんかはいい例です。もちろん、本人の努力と才能があるからこそですが。

そんな落選していったコンテスタントたちのなかで、僕が忘れられないのが "ノーマン・ジェントル" (Norman Gentle)こと、ニック・ミッチェル (Nick Mitchell) です。

昨年の優勝者クリス・アレン (Kris Allen) と同じシーズン8で、他のコンテスタントたちとは違った意味で衝撃を残したのが彼でした。
というのも、番組初のお笑い路線で攻めてきたから。

"ノーマン・ジェントル"というキャラクターを演じて面白おかしく歌って聞かせるのが彼のやり方。
お笑いといっても馬鹿にしてはいけない。声量もあり音程もしっかりしていて巧い。そこは、さすがエンターテイメントの分野で人材の層が厚いアメリカです。

そんな彼が、その名も "GENTLE" というバンドを率いてデビューしているようです。
曲名は "Brit Slap!"。ポップでちょっとハードな小気味よいナンバーです。"Brit Slap! Brit Slap!" と繰り返すサビの部分が一緒に歌える感じで僕は好きです。

Amazon.com で MP3 のダウンロードが可能です。
"Brit Slap!"

リンク先にある "GENTLE" のイメージ画像は、 "Daughtry" のアルバムをパロディーにしたのかな? たぶん。
それで思うに、彼はアル・ヤンコビック ("Weird Al" Yankovic)を目指しているのかも。

オフィシャルサイトはこちら。
Norman's New Band "GENTLE"

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PROGRESSIVE ROCK FES 2010 開催

今や死語を通り越して、遺物か化石かという感じもする「プログレ」。
しかし、どっこいプログレはまだ滅びてはいなかった。

2010年8月22日、『プログレッシブ・ロック・フェス 2010』が開催される。
サブタイトルは、「プログレッシプ・ロックの祭典~めくるめく音世界への誘い」だ。
場所は日比谷野外音楽堂。

ちなみに、サブタイトルの最後の二文字は「いざない」と読んでいただきたい。間違って「さそい」なんて読んじゃった人は、たぶんプログレな感覚をお持ちじゃない気がします。
(このへんの微妙な意識の違いがわかるかな? わかればまだ少しはプログレな感覚をお持ちかも)

プログレッシブ・ロック・フェスというのは日本初だとか。

なんと! というか、国内のプログレッシブ・ロック・フェスなんだから当然というか『四人囃子』が出演する。
スティーブ・ハケット (Steve Hacket) も来るぞ。

いやぁ素晴らしい企画だ。

冒頭から偉そうなことを言いましたが、実はプログレッシブ・ロックはそんなに真剣に聞いてません。でもそんな僕でも素晴らしく感じるのだから、本当に好きな人には夢のような話しでしょう。
海外でそういうロックフェスが開催されるのは聞いたことがあるけど――日本初というのは間違いないと思う。

僕はピンク・フロイド (Pink Floyd) を聞いてた派。イエス (Yes) じゃなかった。
だって、ピンク・フロイドの方が歪みが効いたギターとかが響いててさ。その方が僕の耳には心地よかったし。
(すでにハードロックに気持ちが向き始めていたからだろうなぁ。)

『炎~あなたがここにいてほしい』 (Wish You Were Here) で初めて聞いて、それから過去のアルバムを聴き集めてたけど。
("聴き集める" って言葉は僕の創作。何枚かは買ったけど全部買ったわけじゃない。でも、聴きはしたよってこと。だって未成年だったし、お金無かったし。)

そのあたりからハードロックにより興味が移っていって、ピンク・フロイドはあんまり聞かなくなってしまった。

振り返ると、あの頃はピンク・フロイドだけでなく、僕にとっての凄いアルバムがばんばん世に出ているのだ。
KISS の『地獄への接吻』 (Dressed to Kill) や『地獄の狂獣』 (Alive!) 。
Ritchie Blackmore's Rainbow の『銀嶺の覇者』 (Man on the Silver Mountain) や『虹を翔る覇者』 (Rainbow Rising) 。
KISS も Rainbow も立て続けにアルバムが発売されていった。それに比べて、ピンク・フロイドの場合は、何年か待たされたからなぁ。

そりゃぁ興味も移るわな。

『ザ・ウォール』 (The Wall) のころは、流行ってたからミュージックビデオとかも見たりはしてたけど、もうアルバムを買おうという気にはならなかったなぁ。

話は変わるけど、フォーカス (Foucus) ってまだやってんだってねぇ。すごいなぁ。
フォーカスときたら、もう『悪魔の呪文』 (Hocus Pocus) にふれないわけにはいかない。ご存じない方はぜひライブアルバム "Focus At The Rainbow" を聞いていただきたい。美しい旋律の "Sylvia" から "Hocus Pocus"への展開は震えるよ。

ギターのヤン・アッカーマンは "暴力的" とも言える早弾きで語られることが多いけどそれだけじゃない。
ライブの "Hocus Pocus" の途中にちらっと現れる高速ストロークにもご注目。並のギタリストじゃ、あの速さで右手首を振るのは無理!

ライブ盤ならではの粗っぽさも手伝って演奏から溢れるパワーは衝撃だよ。演奏している姿を見たい方は、Youtube でもすぐに見つかるから探してみてね。 "Focus At The Rainbow" の映像かはわかんないけど。

来日……ないだろうな。来ても、ヤン・アッカーマンはメンバーじゃないし。

もうなんだかいろいろ想い出しちゃったから脈絡なく並べてやる!

そのヤン・アッカーマン (Jan Akkerman) もまだまだ現役だ。
超絶テクニックなら、アラン・ホールズワース (Allan Holdsworth) だって負けてはいない。
2人とも同じ歳。今年で64だ。

国内に目を向けよう。

Novela (ノヴェラ)の『魅惑劇』と同じネクサス・レーベルからアルバムが出ていた美狂乱(びきょうらん)も見てみたいぞ。
そういえば、 Ain Soph (アイン・ソフ)もネクサスからアルバムが出てたなぁ。
KENSO (ケンソー)とか新月も見てみたいなぁ。

正直言うと、ノヴェラ以外は名前だけ知ってて聞いたことがないバンドなんだけど。
Gerard (ジェラルド)や Teru's Symphonia (テルズ・シンフォニア)もよく知らないから見たいなぁ。

ノヴェラはときおりかつてのメンバーが集まってライブをやっているらしい。近くに来てくんないかなぁ。

そういえば、「プログレッシブハード(プログレハード)」なんて言葉もあったっけ――そんなフェスも開催……されないか。

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サイーシャ。来日!

アメリカン・アイドル(シーズン7)でTOP3に残った Syesha Mercado (サイーシャ・メルカード)が来日しています。
ブロードウェイミュージカル『ドリームガールズ』のキャストとして。

日本での公演期間は5月19日から6月5日まで。場所は Bunkamura オーチャードホール。

彼女の役は Deena Jones (ディナ・ジョーンズ)。
映画版ではビヨンセがやった役らしいです。英語版 Wiki を見てみたら、昨年の6月にディナ役を射止めたらしい。
Wiki には "the lead role of Deena Jones" って書いてあるから、「主役」ということだよな。
(Wiki 調べなんでどこまでほんとかわからないけど、サイーシャがディナ役をやってるのは真実)

映画も見てないから実はよくわかってないけど、なんだかすごいぞ。サイーシャ。

昨年11月からアポロシアターで始まった公演が終わるのは予定では今年の6月25日だとか。ということは、アメリカでの公演中に日本公演も挟まっているという過密スケジュールだ。

体調に気をつけて頑張って欲しいなぁ。

アメリカン・アイドル(シーズン7)では、デビッド・クック (David Cook)、デビッド・アーチュレッタ (David Archuleta) についで第3位で終わったサイーシャ。
でもアメリカン・アイドルは、エリオット・ヤミン (Elliott Yamin) やクリス・ドートリ (Chris Daughtry) 、クレイ・エイケン (Clay Aiken) 、そして昨年のアダム・ランバート (Adam Lambert) のように、「優勝はしなかったけど、プロデビューして大ヒットしたアーティスト」をも輩出してきた番組でもあります。

そんな番組で、審査員たちから「ブロードウェイのスターになれる」「ミュージカルは得意分野」といった評価を受けていたのが彼女。
やっぱりミュージカルが得意なんだなぁ。着実にキャリアを重ねてます。

サイーシャのオフィシャルサイトはこちら
ノートパソコンだと画面の横幅が大きいかも。
サイーシャの手書きなのかな?  Syesha というサインと Enter Site という文字が右端に表示されます。
Enter Site をクリックすると画面が変わります。

サイーシャのブログもあるし、ビデオもたくさん見られて楽しいです。

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巨星墜つ――さよなら。Dio

僕が世界一のハードロックボーカリストだと思っている『 Ronnie James Dio (ロニー・ジェイムズ・ディオ)』が逝った

現地時間で2010年5月16日の午前7時45分ことだそうだ。
胃ガンで入院していることを昨年に公表していたのは知っていた。頑張って、早く復帰して欲しいと願っていたのに……

ロニーの新しい曲を聞くことはもうできない。
ロニーの力強いヴィブラートを聞くことはもうできない。
ロニーの姿を見ることはもうできない。
ロニーが高く掲げるメロイックサインを見ることはもうできない。

僕らは、彼が残してくれた映像や音源にふれるしかもうできない。

ロニー……僕の一番のロックヒーローだったのに。究極の、最高の、絶対の、鉄壁の、完璧の、最強の、至高の、無比の、無敵の、超絶の、超常のボーカリストだったのに。ハードロックの「神」の1人だと思っていたのに。

ロニー・ジェイムズ・ディオ。ロニー・ジェイムズ・ディオ。ロニー・ジェイムズ・ディオ。
いくら名を呼んでも、彼はもう僕らの耳に聞こえる声を返してはくれない。

ロニー・ジェイムズ・ディオ。ハードロックの神は、その名でもってこの世にひとつの姿を現しになったに違いない。神の姿は無限。僕らが目にすることができる姿で地上に降りてこられた神は、いま天上へと帰っていかれたのだろう。

ロニー・ジェイムズ・ディオ。彼の声は絶対なり。彼の声は揺るがず、彼の声は廃れず、彼の声は永劫であり極美。

まだ足りない。まだまだ全然足りない。ロニーのことを書くのに、何をどう書けば今の気持ちを表せるのかもうわからなくなってきた。
ロニー――たくさんの感激をありがとう。ハードロックを歌ってくれて本当にありがとう。僕の人生のなかにいてくれて本当に、本当にありがとう。
安らかに眠ってください。

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激辛対策には「塩を舐める」?

フジレテレビの『にじいろジーン』でやっていた話。

舞台はメキシコだったかな。激辛の「チレ(唐辛子の一種)」を食べたジーンちゃんが大パニック。そこで、現地ガイドさんが差し出したのが「塩」。
塩を舐めると激辛が和らぐのだそう。メキシコでは誰でも知っている激辛対策だとか。

効果のほどはどれくらいか。試してみたいような、みたくないような。

お試しになるなら自己責任でどうぞ。

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Excelのファイルを、「読み取り専用」で常に開くように設定する。

この記事は自分用の覚え書きです。

エクセルのファイルを開くときには「読み取り専用」で開くしかないようにし、かつ特定の人は「読み取り専用」を解除できるようにしておく。

そのためには、ファイルに「書き込みパスワード」を設定する。

■「書き込みパスワード」の効果
「書き込みパスワード」を設定しておくと、ファイルを開くときに

上書き保存するにはパスワードが必要です。または読み取り専用で開いてください。

というメッセージが表示される。
「書き込みパスワード」を知らなければ、そこで「読み取り専用」ボタンをクリックするか、「キャンセル」をクリックするしかない。結果として、「読み取り専用」で必ず開くことになる。
パスワードを知っている人だけが「読み取り専用」を解除できる。

■「書き込みパスワード」を設定する。
1.メニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選ぶ。

2.「名前を付けて保存」ダイアログボックスが開くので、「ツール」から「全般オプション」を選ぶ。

3.「書き込みパスワード」の欄にパスワードを入力してファイルを保存する。

■「読み取り専用」で常に開くが、解除は誰でもできるようにしておく場合。
ファイルを右クリックして「プロパティ」を表示し、「読み取り専用」にチェックを入れて OK をクリック。
EXCEL2013

■ファイルを開いている途中で「読み取り専用」にしたり、解除したりする。
クイックアクセスツールバーに、「読み取り専用の設定/解除」ボタンを表示させておく。
ファイルを開いている最中に読み取り専用にしたければ、ボタンをクリック。解除するときは、もう一度クリック。
EXCEL2013

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3D映画は「飛び出す映画」じゃない。

アリス・イン・ワンダーランド』を3Dで見ました。

ストーリー自体は面白かったからいいのですが、なんか、僕の中で3D映画に対する幻想が晴れてきた感じがしています。

3D映画について「立体的」というのは、決して「飛び出してくる」という意味じゃないんだなぁと思った次第。
客席からスクリーンに向かっての奥行きは感じられるのだけど、スクリーンから客席に向かっての「飛び出ている」感覚を、僕はそんなに感じません。

『アバター』も3Dでみたんだけど、そのときもそうだったしで。

「飛び出てくる感」というか「思わず手を出して触ろうとしてしまう感」というのかは、ずいぶん昔にディズニーランドで見た『キャプテンEO』の方があったなぁという気がしてます。

たぶんそう感じさせる撮り方を多用するかどうかなんだと思うけど。
客席に向かって何かが飛んでくるとか……そういう撮り方をしないと客席の方へ「飛び出ている」印象は感じづらい気がします。

「3D映画というのは、客席から見て奥行きが感じられる映画であって、客席側に飛び出て見える映画ではない」というのが僕の今のところの結論。

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