巨星墜つ――さよなら。Dio
僕が世界一のハードロックボーカリストだと思っている『 Ronnie James Dio (ロニー・ジェイムズ・ディオ)』が逝った。
現地時間で2010年5月16日の午前7時45分ことだそうだ。
胃ガンで入院していることを昨年に公表していたのは知っていた。頑張って、早く復帰して欲しいと願っていたのに……
ロニーの新しい曲を聞くことはもうできない。
ロニーの力強いヴィブラートを聞くことはもうできない。
ロニーの姿を見ることはもうできない。
ロニーが高く掲げるメロイックサインを見ることはもうできない。
僕らは、彼が残してくれた映像や音源にふれるしかもうできない。
ロニー……僕の一番のロックヒーローだったのに。究極の、最高の、絶対の、鉄壁の、完璧の、最強の、至高の、無比の、無敵の、超絶の、超常のボーカリストだったのに。ハードロックの「神」の1人だと思っていたのに。
ロニー・ジェイムズ・ディオ。ロニー・ジェイムズ・ディオ。ロニー・ジェイムズ・ディオ。
いくら名を呼んでも、彼はもう僕らの耳に聞こえる声を返してはくれない。
ロニー・ジェイムズ・ディオ。ハードロックの神は、その名でもってこの世にひとつの姿を現しになったに違いない。神の姿は無限。僕らが目にすることができる姿で地上に降りてこられた神は、いま天上へと帰っていかれたのだろう。
ロニー・ジェイムズ・ディオ。彼の声は絶対なり。彼の声は揺るがず、彼の声は廃れず、彼の声は永劫であり極美。
まだ足りない。まだまだ全然足りない。ロニーのことを書くのに、何をどう書けば今の気持ちを表せるのかもうわからなくなってきた。
ロニー――たくさんの感激をありがとう。ハードロックを歌ってくれて本当にありがとう。僕の人生のなかにいてくれて本当に、本当にありがとう。
安らかに眠ってください。
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