« あの『紫』がニューアルバムを発売! | トップページ | ヨン様も3D »

ネオ・ビジュアル系 春爛漫の宴2010

録画してあった NHK MUSICJAPAN 「ネオ・ビジュアル系 春爛漫の宴2010」を見た。

出演したのは次の8バンド。(順不同)

・Alice Nine (アリス・ナイン)
・彩冷える (アヤビエ)
・cali≠gari (カリガリ)
・girugamesh (ギルガメッシュ)
・SID (シド)
・Plastic Tree (プラスティック トゥリー)
・Versailles (ヴェルサイユ)
・Mucc (ムック)

放送されたのは、各バンド1曲ずつだったせいか今ひとつ目指しているところがよくわからなかったバンドもいたなぁ。

僕が一番よくわからなかったのは cali≠gari だったかな? 間奏部分でギターが激しくくねくねと手を振って踊っている? バンド。あれは何の意味がある表現なんだろう。
たしかギターは1人だったから、楽器から手が離れていてもコンピュータ処理しているであろう音がバックで流れているのは音に厚みを生む手法としてありだと思う。
でも、その間にギターソロを弾くわけでもなく手をくねらせているだけというのは僕にはいただけなかったなぁ。

あと、ボーカルが弱いという印象を受けたバンドもいた。
具体的には、音程が甘くて声量がなく、声がこもっていて滑舌が悪いのか何なのかもごもごした発声で何を言っているのかよくわからないという感じ。
ギターやベース、ドラムはどのバンドも格好いい音を出していたと思うのだけど。

音の返しがうまくいってなかったのか? バンドをやったことがない人はぴんとこないかもしれないけれど、周りの音が聞こえていても歌っている自分の声がちゃんと聞こえないと音程を取るのは難しい。だから、何らかの方法でボーカルには自分の声を返してやることが必要になるわけで、それがうまくいっていないと音が外れることがある。
声量に関してはテレビだというのもあるかも。テレビ放送では急に大きな音がしないようにリミッタやらコンプレッサーやらを通しているだろうから。――そう思いたい。

そんななかでも、ボーカルの音程がしっかりしていて歌もよく聞こえていると僕が感じたのは、シドとムック。
声量は弱いと感じたけど、歌がよく聞こえていると思ったのは、Versailles と 彩冷える もそうかな。

歌ってんだから、楽器の音だけじゃなくてやっぱ歌もちゃんと聞こえるように届けて欲しいんだよなぁ。機材のせいなのか本人たちのスキルなのかわかんないけど。
表現として歌詞が聞き取りづらい歌い方をしたり、一度聞いたぐらいではどんな歌詞なのかわからない言葉の紡ぎ方をする場合もあるだろうけどね。もし機材の問題ではなくて、本人たちがそういう表現をしているつもりだったのなら失敗していたかなぁ。

それが類いのない個性となって一度聞いたら忘れられない、もっと聞いてみたいという風に響いてこないといけないと思う。みんなトッププロを目指してるんだからさ。でも僕にはそんな風に響いてこなかったし。

ファンの人がいたらごめんね。僕の個人的感想だから許して。

番組の公式サイトによると、BS2で6月7日(月) 25:05~(90分間)で完全版が放映される。

4月18日にMJで放送したビジュアル系特集のエクステンデッド完全版。 全8組20曲を一挙にオンエア!

なんだそう。
実は、各バンドの曲をもっと聴いたら今と印象が変わるだろうという気もしている。6月が楽しみ。

(この日も Versailles は、音は流れていたけどベース無しの編成。前にも書いたけど、昨年にベースの Jasmine You が急逝してから、やっぱり新メンバーを入れないでやっていくんだとあらためて彼らの結びつきを感じたステージだった。公式サイトにも Jasmine You の名がメンバーとしてずっと載ってるから。)

|

« あの『紫』がニューアルバムを発売! | トップページ | ヨン様も3D »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ネオ・ビジュアル系 春爛漫の宴2010:

» ネオ・ビジュアル系 春爛漫の宴2010 完全版 [徒然なるままだし]
録画してあった『ネオ・ビジュアル系 春爛漫の宴2010 完全版』を見た。 自分の [続きを読む]

受信: 2010.06.12 23:07

« あの『紫』がニューアルバムを発売! | トップページ | ヨン様も3D »