ハリセンは永遠に。
関西お笑い界のベテラン『チャンバラトリオ』。メンバーの1人である南方英二さんが2月に亡くなられていた。
知らなかった。……
関東の人にしてみればさして思い入れがなく、そもそもチャンバラトリオなんて知らない人もたくさんいるだろう。
でも、関西出身の僕は幼少のころからチャンバラトリオを見ていた。彼らの偉大さを語るのにぴったりの言葉がある。それについてふれればたいていの人は感心するに違いない。
それは『ハリセン』。
バラエティ番組でときどき見かける『ハリセン』。あれを考案したのが彼らであり、もちろん使い始めたのも彼らが最初だ。
タレントさんの頭を叩いたときのバチッって響く音がテレビ的に映えるのがハリセンの特徴。
あのヒダヒダがぶつかり合ってそれを生む。思いっきり叩かれても見た目ほど痛くはなく、目立って大きな音が鳴る小道具がハリセンなのだ。
子供の頃に見たテレビ番組で南方英二さんがそう説明していたから間違いない。
テレビというものが出てきた時代に合うことをしなければいけないと考えて、これまでと一番違うのは「音」だと。だったら、ハデな音が出るものがいいだろうとたどり着いたのがハリセンなのだとか。
(どこまで真面目な話かわからないけど。実はシャレで、背景理論が存在するように話したのかもしれない。)
ハリセンは今や Wikipedia にも独立した項目がある。その創始者がチャンバラトリオなのだ。彼らがハリセンを創造したから今のバラエティで使えているのだ。
こう書けば、全く知らない人でも少しは「へぇー」って思ってくれるかな。
チャンバラトリオは今後どうなるんだろう? 1人減っちゃったからなぁ。とはいえ、トリオと言いつつも4人でやってたりしたんだよなぁ。
ということは、今が本当のチャンバラトリオか? まだまだ現役で頑張って欲しいなぁ。
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