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ACE FREHLEY がやってくる。

KISS の "Sonic Boom" について書いたと思ったら、面白いニュースが飛び込んできた。
日本史上最大規模のヘヴィーメタル・フェスティバル『LOUD PARK 09』に、 Ace Frehly (エース・フューレイ)がやってくる
出演日は、10月17日(土)。ラウドパーク1日目だ。

彼の名前の読みは、フレーリーってことになってるみたいだけど、僕の中ではフューレイにしたい。
ちなみに、Google で「エース・フレイリー」と入れてみると、「もしかして: エース・フレーリー」って言われちゃった。
「エース・フューレイ」では何にも言ってこない。あのプログラムを作った人は、 KISS ファン第1世代ではないな。当たり前か。

米国では、9月15日にエースのニューアルバム "ANOMALY" が発売される。当然、ニューアルバムからの曲も披露してくれると思う。

KISS のニューアルバム "Sonic Boom" は10月に発売だ。 KISS の11年ぶりのニューアルバムが発売されるのと同じ月に、元 KISS の彼がニューアルバムを伴って来日する。
なんという縁か。人の世はあざなえる縄のごとしという言葉を想い出してしまった。――アレ? 「禍福はあざなえる縄のごとし」だっけ? 使い方も間違ってるな。まぁいいか。
(「KISS の新譜から時を分かたず Ace も来日だ」なんて使いたくなった人は、辞書をよく調べてね。その使い方も間違ってるよ。)

2007年にローリング・ストーン誌が企画した「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」 において、第5位だったエース。すごいじゃないか。第5位だぞ。ベスト10ってだけでもすごい気がするのに。

たしかに、彼のプレイはちょいと評価が低すぎだと思う。 KISS 時代の彼のフレーズをコピーした当時のギターキッズは多かったんじゃないか。僕もその1人だけど。
チョーキングを使った「タララ・ラララ・タララ・ラララ・タララ・ラララ」ってやつ。文字にするとなんだかわかんないけど、わかる人ならすぐにわかってもらえるはずのフレーズだ。

エースのことを、「自分もギターを弾いてみたいと聞き手に思わせるギタリスト」と評した人がいたけど、とっても賛同できる。
彼のフレーズはやってみたくなるのだ。テクニックがどうこうという話しではなく、ギターキッズの心を動かせるギターだということさ。

エースのオフィシャルサイトは、こちら
Myspace は、こっち。 "ANOMALY" 収録曲 "Outer Space" が格好いい。

今年の10月はすごいぞ。
KISS のニューアルバムがでる。
LOUD PARK 09では、 Ace Frehley が来日する。
Judas Priest が "British Steel" の完全再現をやってみせる。
80年代L.A.メタルのテイストを蘇らせた Steel Panther も出演する。

21世紀を迎えて来年が10年目。日本語には「10周年」という表現が、英語には、 "DECADE" って言葉があるくらい、歴史や文化が異なっても、なぜか人は10年という括りに何かを感じるよう。
その節目を前に、ベテランたちが新しい動きをする。2009年は、ヘヴィーメタルの歴史で、何かが始まった年として記憶されることになるかも。


蛇足だけど、前述の企画におけるその他の順位を知りたい人は、ローリングストーンのサイトでどうぞ。
The Twenty-Five Most Underrated Guitarists
いつまで有るかわかんないけど。


09年10月20日追記:
『LOUD PARK 09』のサイトにある10月14日付けニュースで、エース の来日がキャンセルになっていました。
残念。でも、まだ日本ではニューアルバムが発売されていないから、時期を仕切り直しでもいいかもしれません。

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