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きれい好きは、ほどほどに。

「見えない汚れで汚れてました」ってCMを見て、見えなければそれでいいじゃないかと思った。匂いがでてるわけじゃなし。

まな板とか、風呂釜とか、便器、衣類とかの洗剤のCMって神経質すぎるものが多い気がします。

「しっかり洗ったつもりでも、拡大してみると……」なんて――顕微鏡で拡大してやっと見えるものなんて、居住環境や身体の衛生面にさして支障なく暮らしているなら、気にしてどうする!?

以前に同じことを書いたけど、雑菌を気にしなければいけない状況でないなら、それなりに洗ってればそれでいいだろうに。
病やケガ、年齢的に抵抗力が弱いなどなどの雑菌に気をつかう必要があるなら別だけど。

とか言ってたら、妻が指摘するに、「衣類の汚れって、季節が過ぎて片付けたあとから何かとでてくるからよ」なんだとか。
目には見えなくてもあとで臭いや虫食いの要因になるものが付着しているということなのね。なるほど、そういう話しなら理解できる。それなら、雑菌を気にする状況があるわけだから。

だったらなおさらだなぁ。気持ちの問題だけだし。具体的な理由が無くても見えない菌が気になって仕方ないというなら、きれい好きを通り越して少々病的と言えると思う。
誰かが操ってくるとか、いつも見張られてる気がするとか、そんな根拠の無い不安と質的に同じような気がします。

物をきれいにするのはいいことでしょうが、ほどほどでいいでしょう。

そういう気持ちの問題を刺激してくるCMも、どうかと。あれこれ述べて、不確かな不安を生じさせて売買に結びつける悪徳セールスのようなものだから。
視聴者の不安を増大させるようなCMは、やり方を変えて欲しいなぁ。理由もなく見えないものを気にする人を増やすかもしれない側面は見直した方がいいと思うぞ。

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