トップ13。そして……
いやぁ、アメリカン・アイドルシーズン8は、思いもしなかった展開になりました。
例年通り、本選へ進むトップ12人を選ぶためのステージと、それに続く視聴者投票。
シーズン8には新ルールがあって、3グループに分かれた中からTOP12の9人まで選んだ段階で、残り3枠は3グループでの審査の過程で落選したコンテスタントから、「ワイルドカード」と呼ばれるメンバーを審査員が選出し、そこからさらに3人を選ぶというもの。
ワイルドカードには7人が選出。
続く、結果発表の日、早くも2枠が埋まって、トップ12の最後の1枠に対して、残ったのは、アヌープ・デサイ (Anoop Desai)と、ホルヘ・ヌニェス(Jorge Núñez)の2人。
うちでは、2人とも妻が応援していたコンテスタント。どちらも残したいけど、そうもいかない。どちらが勝ち上がるかと問うたら、ホルヘでしょうと答えた妻。
最後に名前が呼び上げられたのは、セクシーでスムースな歌声をもつホルヘでした。
アヌープはここでさようなら――と、思いきや。落胆の様子のアヌープに審査員の4人から特別に伝えたいことがあると言い出して――なんと、アヌープも合格との発表。
審査員の計らいで、シーズン8は特別に1枠増やしてTOP13にするという展開。たぶん最初からの台本通りなんだろうけど、それでも、通例を破ってコンテスタントの枠を増やす展開には、なかなか興奮してしまった。
さて、いつもより1人多いTOP13が求められたテーマは、「マイケル・ジャクソン」。難しいなぁ。個性が強いシンガーだからなぁ。
でも、誰かが去らなければならないというルールは変わりなし。それは鉄の掟。
そして、またまた視聴者投票の結果発表に最後まで残されたのはホルヘとアヌープ。
ホルヘが歌ったのは、"Never Can Say Goodbye"。歌唱力という点では、圧倒的にホルヘ。"Beat It" を歌ったアヌープは、選曲ミスという印象。あの曲は、マイケル以外には誰も歌えないでしょう。誰が歌ってもマイケルの姿がちらついて、物まねにしか見えない。
で、全米の視聴者が選んだのは――アヌープ! という名前が呼ばれて、僕も妻もびっくり!!
いや、ホルヘだろう。そこはどう聞いてもホルヘだろう。と突っ込んでしまった。アメリカの視聴者は何を考えてるんだ!?
残念ながら、セクシーな歌声をもつプエルトリカンはここで落選――という前に、まだチャンスがあるのがシーズン8。
今期の新ルールがまだあります。それは、ここからTOP5までの過程で、落選者を審査員の権限で戻すことができるというルール。ただし、条件が3つ。
1.誰を復帰させるかについて、4人の審査員全員の意見が一致した場合のみ。
2.復帰ができるのは1名だけで、審査員がこの権利を行使できるのは1度だけ。
3.審査員が、この権利を行使した場合、翌週の落選者は必ず2名。
はたしてホルヘは?
残念ながら、選ばれませんでした。1度しか使えないルールを、しょっぱなには使わんわなぁ。わかってたけど、期待しちゃう。
ホルヘの他にもう1人、ジャスミン・マーレイ(Jasmine Murray) という女性も落選したので、TOP11となって次回へ。
急に枠が増えてTOP13になったステージはどうなる? という視聴者へのつかみがばっちりだった今回でした。
追伸:
ホルヘ・ヌニェス(Jorge Núñez)の名前は覚えておいた方がいいという気がします。
甘いマスクと、セクシーな歌声。ラテン系っていっちゃっていいのかな? そういう感じのアーティストが好きな人なら、彼のことは気に入ると思います。
彼にはどこからかオファーがあって欲しい。
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