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フラッシュを焚いたらダメだと思う。

妻と一緒に蛍を見に行ってきた。

ホテルではない。ホタル。閑話休題……
長年使われてきた定番というものはおりにふれて使いたくなるものである。それが人の性だと思うので許して欲しい。

とにかくだ。ホテルである。いや蛍だ。
1行上の "ホテル" は本当にうっかり入力で指が滑った。自分の馬鹿さ加減を鼻で笑ってしまった。自戒の意味を込めてそのまま残すことにする。

というわけで、蛍だ―― ようやくここまできた。
ここへくるまでに、タイトルの意味をもう十分理解してくれている人がたくさんいると思う。それでも書かずにはいられない。

蛍を見にきて、フラッシュをたくのはいかがなものか。

僕らが見かけた人は、ずいぶんと焦っていたから、たぶんうっかりフラッシュを使ってしまったんだと思う。
そういう人は可愛らしい方だ。僕にだって理解できる余裕はある。若い頃のむき出しの刃物が服を着て歩いていたころとは、自分はもう違うのだ。

しかしだ、ときおり本気でフラッシュを使っていると思われる人がいるのには驚く。
「それは違うだろ」とツッコミたくなることがあるくらい。ツッコミついでに、刃物は無理でも平手で後頭部ぐらいは叩きたくなる。

そういう人に限って……という定石を使ってしまうほど、僕が見かけるそういう人は、かなりの確率でデジカメを使用しているが、ああいう人たちはどういった因果律に支配されているのだろう。

己の生きた瞳に映ったあの儚げな明かりの感動をそのままに、デジカメのフラッシュをたく人が美しく残せるとは僕には思えないが。

ああいう人は、家に帰ってから「失敗した。綺麗に映ってないや」と思うのだろうか。
そして、「また今度挑戦だ」というふうに志を新たにし、インターネットを使って撮影の仕方とか調べてからやってくるのだろうか……願わくば来ないで欲しい。

Google あたりで、その手の啓蒙キャンペーンをしたらどうだろう。
たとえば「蛍 デジカメ 撮影」と入力したら、

もしかして: フラッシュを使うつもりですか? およしなさい

って最上部に表示するぐらい簡単だと思うのだが。

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