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DC! DC!

スカパー!FOXで放映中の『アメリカンアイドル シーズン7』。

昨夜はついに、今期の優勝者が決定。
バーテンダーをしながら音楽での成功を志していた26歳の若者が10万人のトップに登り詰めた。

その人の名は、David Cook ! (デビィッド・クック)

僕の予想が当たった。
(準優勝は、実力派ティーンエイジャー David Archuleta (デビィッド・アーチュレッタ)君でした。)

番組でも言ってたけど、今期のアメリカンアイドル決勝戦は、 "最強の2人" の勝負。
"最強" の意味は、どちらの "デビッド" も決勝までの間に一度もワースト3に入ることがなかったということ。

自分で選んだ曲や指定された曲を歌い、そのパフォーマンスに対する視聴者の投票で次回戦への進出が決まるアメリカンアイドルで、2人は常に人気を維持してきたというわけ。

特にトップ3あたりからは、審査員や番組プロデューサーが指定した曲も披露しないといけない。
自分に合っているとか、得手不得手、好き嫌いにとらわれていては決して勝ち抜けない。

必要とされたなら、どんな曲でも自分の個性を無くさずに歌いきってみせるというプロフェッショナルの実力と姿勢が求められるのだ。

番組司会者のライアンによると、デビィッド・クックは、最初から進んで参加したわけではなかったらしい。
地方予選に参加した弟に付き添ってきて、そのまま参加することになり、そのまま優勝へ駆け抜けたという彼。

日本のオーディション番組でもありがちな話しだけど、そこはアメリカだけにスケールが違う。
トップ3への褒美として与えられるのは出身地への里帰り。それぞれの出身地で、トップ3を迎えた人、人、人。
(トップ3のもう1人は、Syesha Mercado (サイーシャ・メルカード)。彼女は残念ながら優勝争いにはからめなかったけど)

優勝をまだ見ずしてすでに彼らはスター。
全米で高い視聴率を誇るアメリカンアイドルにおいてトップ3に残るというのは、そういう意味なんだなあと納得。

そして、2008年の頂点に立ったのが、David Cook でした。
出身地でのパレードでは、リムジンの座席に弟と並んで座って手を振っていた彼。

ステージでもどこでもおりにふれ「弟のおかげだ」と話していたデビィッド。
成功の扉のドアノブから手を放さなかったのは、本当に弟のおかげだと思っているんだろうなぁ。

「デビィッド兄さんも行こうよ」
「イヤァ。オレはいいよ。お前だけ行ってくればいい」
「何を言うんだ兄さん。本気なのかい? アメリカンアイドルだよ!? 兄さんも行こうよ。兄さんならきっと勝ち抜けるよ」
「そういうお前はどうなんだ?」
「僕は……いいんだ……僕は……世間に兄さんの歌を聞かせてやりたいんだよ。僕の兄さんは世界一のロックシンガーなんだって……特に、サイモンにね」

なんて安っぽいテレビドラマみたいなことが本当にあったかもしれないと思ってしまうクック兄弟。
弟さんも涙ぐんでたよなぁ。

DC というのは、番組審査員の1人ランディーが、歌い終わったデビィッドを讃えるときに使った彼の愛称。

「今日からお前のことはDCと呼ぶぞ!」

デビィッドが全米デビューをする際には、この DC という文字がそこら中で躍るだろうというのが次の僕の予想。

David Cook。
覚えておいて損のないロックシンガーだと僕は思います。

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