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明治の心理学博士『原口鶴子』

原口鶴子という女性をご存じでしょうか。
5月26日付の日経新聞「文化」の欄で、僕は始めて知りました。

26日の筆者は、映画監督の泉悦子さんという方。
泉監督は、原口鶴子の生涯を追って記録映画を作られました。

その題名は「心理学者 原口鶴子 の青春~100年前のコロンビア大学生が伝えたかったこと~」。

原口鶴子という女性は、今から約100年前、米コロンビア大の大学院で心理学の博士号を取得。米国の心理学博士号を取得したのは、日本人女性としては初だったということです。

明治40年(1907年)に渡米してからコロンビア大学に5年間在籍後に帰国したのですが、その3年後の29歳のときにお亡くなりなったそうです。

泉監督によると、学者として活動期間が短かったせいか、原口鶴子の名前はほとんど知られていないということです。

原口鶴子は、単に当時としては珍しい日本人女性心理学者というだけの人物ではなく、教育評価の分野で名高い心理学者 ソーンダイクという教授から高い評価を受けていたそうです。
彼女は自分自身を被験者にして「精神疲労の研究」という実験を行っていて、その論文は、今でも学生たちに奨励されてる研究書のなかに、「優れた実験例」として掲載されているのだそうです。

彼女は研究だけに没頭していたわけではなく、結婚し2人の子供もいました。

100年前といえば、「女に学問は必要ない」という考えがまだ多かった時代でしょう。
そんな時代の日本人女性が外国語を学び、学問のために渡米して、研究を続けながら妻となり母となることがどれほど大変だったか……

僕には想像できない大変さだったに違いないでしょう。
それでも、原口鶴子の生涯が平坦なものでなかったことぐらいは想像がつきます。

泉監督は次のように書いておられます。

持ち前の明るさと自由な精神で、理解し合えるパートナーと共に人生を切り開いていった鶴子には、今を生きる多くの女性が共感してくれるのではないかと思っている。

監督が少しふれているように、夫の理解と協力も不可欠だったと僕は思いたいです。
(夫は、早稲田大学教授をつとめた原口竹次郎)

結婚し仕事を続ける女性には、人生を一緒に歩むパートナーとしての夫の理解と協力が欠かせない力となるということも、僕ら男性はわかっておかなければいけないと思います。

愛する人。
僕は君の力になれているかい。

心理学者 原口鶴子 の青春オフィシャルホームページ

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コメント

「心理学者 原口鶴子の青春〜100年前のコロンビア大留学生が伝えたかったこと」
2015年2月21日に茅ヶ崎市男女共同参画推進センターで上記映画を泉悦子監督の話と共に企画しております。(上記センタ−登録団体と共催)市広報への掲載に伴い、あなた様の「徒然なるままだし」記載の「愛する人。僕は君の力になれているかい?」の文言をキャッチコピーとしてぜひ使わせていただけたらとのお願いです。返信お待ち申しあげます。(上記センタ−登録団体ミクシテ松本)

投稿: matsumoto | 2014.11.23 14:05

松本さん
ごていねいに確認くださってありがとうございます。
お役に立てるなら、使ってくださってかまいません。
その際は、出典がうちのブログだとわかるように明記をお願いします。
上映会の成功をお祈りしています。

投稿: ミッ君 | 2014.11.24 10:22

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