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ドラマで見た冤罪の代償って……

杉下右京と亀山薫のコンビが事件を解決していく人気の刑事ドラマ『相棒』。
撮りためてあったそのシーズン6の最終話を見直し。

ドラマの最後の方で話題にされていた刑事補償法の内容にびっくりしました。

たとえば、死刑執行されたあとでその死刑囚が冤罪だったとわかった場合。
補償額は原則3,000万円以内。

ドラマの場合、死刑囚が執行前に病死という展開がありましたが、その場合、死刑で命を亡くしたわけではないので、「無実の人を拘置していた」という部分で補償額が決められるだろうとのこと。

ドラマに出てきた法務省の人が言うに、死刑囚は、労働義務がないたんなる拘置なので、補償額を計算する場合、労働義務があった場合に1日1,000円なのでそれをもとに計算すると……なんてセリフがありました。

死刑囚が執行前に病死し、その後に冤罪だとわかった場合、補償額は1日1,000円換算だなんて、安すぎないか。

まぁ、TVドラマなんでね。実際にそんなことが起こったら、もっと複雑な算出になるんだろうけど、それにしても無実の罪で自由と命をなくした代償としては安すぎるような気がします。

刑事補償法で決められている冤罪の場合の補償額は、もっと高額になるように見直した方がいいと思う。

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