ヤマダ電機が元旦営業を中止
家電販売の大手『ヤマダ電機』が、1月1日の営業を止めると発表しました。
社員のワークライフバランスとCO2削減効果を考えた結果だとか。
ヤマダ電機グループ「1月1日(元旦)の全社休日」のお知らせ (2008/03/26)
(リンク先はPDFです。ヤマダ電機のプレスリリースのページは、こちら。)
僕はいいことだと思います。
小さいころは、正月三が日はどこもお休みで、1月1日から3日はつまらない日だと思っていました。スーパーや百貨店が4日から行う初売りが楽しみでもありました。
でも、いつのころからか、スーパーも百貨店も元旦も営業するようになっていきました。
1日はお休みだけれど、2日には開店となったときは幼心に嬉しかったなぁ。
今では1日から営業は当たり前です。
子供だったから、正月に親に連れてもらって買い物にでかけられるのは嬉しいという記憶がありますが、働いている大人の人にしてみれば、休めていた日がなくなっていったんですよね。
他の日に代わりの休みを取れたとしても、家族と一緒にいられた正月が消えてしまうわけです。
正月から開店していた方が便利だという声が多かったのかなぁ。お客様満足とかあったのでしょうね。
でも、お客様の満足よりも何よりも先に、企業が一番に大切にしないといけないのは働いている人たちだと僕は思うんです。
だって、いっしょに働く仲間なんだもの。仲間をまず大切にしないとおかしいでしょ。
仲間には少々辛い思いをしてもらっても、お客様優先というのは違うと思う。
CO2削減とか、家族での時間とか考えると、お客という立場からも、なんでもかんでも快適さを求めるのではなくて、少々の不便があってもそれはそれでよいという想いになれることも必要なのではないかなぁ。
私のお客様は貴方。貴方のお客様は私。
そうやってつながっているのが世の中だしね。
元旦に働かなくなれば、その分、収入が減っていやだという従業員さんもいるでしょう。それでも、ヤマダ電機の場合は、元旦は休みたいという従業員の方が多かったんだろうな。
誰かが休めば、そこをビジネスチャンスだと見て、誰かがその隙にビジネスを始める。お客側も便利なもんだし、特に不満を言う話しでもないのでそっちの方へ行ってしまう。そうなると、休んでた人は休んでいられなくなる。
「ここはお互い休もうぜ」っていって、ビジネスをする側を抑えるようなお客がいてもいいと思うなぁ。
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