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怪しすぎるのも、『HEROES/ヒーローズ』

『HEROES/ヒーローズ』
総合格闘技でもなければ、イケメンの検事が活躍する話でもない。
日本では、スカパー!のチャネル『Super! drama TV』で始まった全米人気番組。
(米国ではすでに第2シーズンが放映されているとか。)

うちも見始めたのですが、これがなかなか興味ひかれるストーリーです。
まだ5,6話までしか放映してませんが、毎回次はどうなるんだと期待が高まります。

突然人間には無い能力を発揮し始めた人たちの人生や時間が互いにすれ違い、近寄り、交わっていく過程と、"未来の終末" の予感が同時に描かれていくストーリー展開。

彼らが出会っていことが、どういう結果となってこの世界に影響していくのか、行き着く先にあるのは "終末の会回避" か "最悪の結果" か。あるいは、思いも付かない何かが起こるのか。

登場するキャラクターもそれぞれ個性が豊かで惹かれます。
日本人「ヒロ」役として登場している「マシ・オカ」があちこちで有名ですが、僕が一押しなのが、ヒロが勤めている会社の同僚役「アンドウくん」。

この人の日本語が怪しいの二乗じゃ足りないぐらい怪しい。

このアンドウくん。その名前からしてすでに怪しいのだからしょうがないかとも思います。
たとえば、公式サイトを見てみると、「ヒロ」のフルネームは、「ヒロ・ナカムラ」という。まま、うなずける名前です。

で、アンドウくんですが、彼は「アンドウ・マサハシ」となっています。

おわかりか? ヒロの名前の並びに準じて理解すると、「アンドウ」は彼の個人名で、性が「まさはし」だということになる。

日本人名としては、逆の方がよくないか?
そのままの名前でいくなら、「あんどう・まさはし」という日本人を、「マサハシ・アンドウ」として、「マサハシくん」と呼んで欲しいところ。

あるいは、アンドウくんだけは、日本語としての名前の並びで呼んでるのかな? よくわからん。故に怪しい。

笑ってしまうのが、日本の東京の描き方。本筋とは関係ないとところですが、これが本当に笑ってしまう。
どう説明してよいか僕には思いつきません。なんともいえずに妙で、変でおかしい。

ヒロとアンドウくんが会社帰りに寄っている飲み屋街なんて、偽物ぽさが全開でした。「外国人が理解した東京」というお笑いネタかなと思うぐらい。

まぁ、教育番組ではないからね。詳細な歴史的・文化的考証は気にせず見た方が楽しい。

でも、ストーリーは確かに面白いぞ。ああいうのを、脚本がいいっていうのかな。
『HEROES/ヒーローズ』。今後の展開が楽しみです。

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