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人工衛星は見えるのだ。

ずっと前にも書いたような気がするけど、あらためて…

人工衛星は地上から見える!

厳密に言うと、夜空を移動する光点として視認できる。

ということを最初に言ってないためか、僕が「人工衛星って見えるんだよ」って言うと、たいていの人はすぐには信じない。
ニュースとかで見かけるような、四角形とか円筒から昆虫の触角のようにアンテナが突き出ているモノを想像するからでしょう。

でもさぁ、100km以上の上空を飛んでるのに、そんなものはっきりと見えるはずがないでしょうが!

僕は幼いころ亡くなった祖父に連れられて、実家の玄関先で人工衛星が夜空を横切っていくのを見たことがあります。

祖父は、現役の頃は理系の教師で、とくに天文に関心があったようで、教師を辞めたあともずっと「天文年鑑」なんていう専門誌を購読し続けていました。
遊びに行ったついでに、「天文年鑑を買ってきてくれ」って、ちょっとしたお小遣いとともに何度か頼まれたことを覚えています。

たぶんをそれに人工衛星の軌道が方角や時刻とともに載っていて、いつの夜ならどこの場所から、どの方角に何時頃なら見えるということを、祖父は知ることができたに違いない。

それがいつの話だったか何も覚えてないけど、「人工衛星を見ないか?」と祖父に誘われたちょうどその夜が、うちの実家が建っている位置から見える軌道を人工衛星が通る日だったのでしょうね。

最初に祖父が見つけてくれて、祖父が指さす方をみると、飛行機のように点滅はせず、白っぽい光点がすーっと夜空を移動していくのをみつけることができました。

僕はそのときもそれ以降も特別に天文に興味はもっていませんが、それでも、移動していく人工衛星を見たことがあるというのは印象深い思い出です。
だって、今まで誰に話しても、同じ経験をしたことがある人に出会ったことがないから。けっこう珍しい幸運な体験だったんだろうと思います。特別にどこかへ出かけるわけでもなく、玄関先で見上げることができたんですからねぇ。天気もよかったし。

同じような軌道をどのぐらいの頻度で人工衛星が通っていくのか知りませんが、何かの機会があればまた見たいなぁと思っています。

「天文年鑑」を買ってみるかな。
そしたら、空に行ってしまった祖父が乗っかって手を振っている姿が見えるかもしれません。

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