言葉の誤用って言うけどさ
「汚名挽回」とか「的を得る」とか、「役不足な私ですが…」とか。
あるいは、目上の人に「ご苦労様でした」とか。
そういうことを言ったり、書いたりすると「使い方が間違ってる」とか「失礼だ」とか怒ったり、なぜ間違いになるかという理由といっしょに指摘してくる人がいます。
実は、僕も指摘する側がだったということは告白しておきますが、今では、怒ったり指摘したりするほどのことではないだろうと思っています。
肝心なのは、誠意が感じられることだと思いだしたので。
目下の人が「ご苦労様でした」と言っても、「汚名挽回」とか「役不足」とか使う人がいても、そこに本当に気持ちが感じられたら、それはそれで、「ありがとう」と返したり、「期待してるよ」って応援する方が素敵じゃないかなと。
気持ちがこもった「ご苦労様でした」を言ってくれる目下の人と、そういう事を言うのは失礼だと不機嫌になったり、言葉には気をつけなさいって怒り出す人。
今の状況を何とかしようと、「汚名挽回」、「役不足ですが」と私心のない態度で取り組む人と、その言い方はおかしいって指摘する人。
どちらを人として好きになれるかといえば、僕は前者です。
とはいえ、言葉の使い方を気にする人はいるから、注意はしておいた方がいいよって教えてくれる人がいるのでいちがいにはいえません。
言葉を発する方にしても、受け取る側にしても、やっぱり誠意とか思いやりとか気持ちが感じられることが大事なんだろうなと、つくづく思うしだい。
| 固定リンク
コメント