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ハードディスクの分解には

使えなくなったノートパソコンを捨てることにしました。
そういうときに大事なのは、ハードディスク上に存在しているデータの処理。

知っている人は知っている話ですが、Deleteキーでデータを削除しても、「ゴミ箱」から削除しても、またハードディスクをフォーマットしても、ディスク上には削除やフォーマット前にあったデータは、消えずに存在しています。

なので、削除やフォーマットだけでは安心してコンピュータを捨てられません。
データ復帰のための専用のツールを使えば、データを復帰させることができるから。

そういうときのために、データ復帰専用のツールを使っても、データを復帰できなくするソフトウェがあります。
セキュリティが重要視される昨今ですから、その手のソフトは量販店でも購入できます。
コンピュータの廃棄を考えている人は、まずそういうソフトをインストールして、見えなくてもハードディスク上に存在しているデータを復帰できなくしてから、コンピュータを捨てるようにしてくださいね。

やっかいなのは、正常に起動しなくなったり、起動はしても不安定な動きをするコンピュータです。
新たなインストールができなければ、ソフトウェアを使ってデータの復帰をできなくすることができません。

となれば、コンピュータからハードディスクを取り出して、分解して、ディスク自体を傷つけて捨てる以外にありません。

ノートパソコンのハードディスクは、2.5インチハードディスクというものがほとんどだと思いますが、普通のプラスやマイナスのドライバーでは、ディスクを取り出すことができません。

「星型のトルクスレンチ」と呼ばれるドライバーが必要です。

このあいだ、その「星型のトルクスレンチ」を購入したのですが、このレンチにはT3とかT5とかいう表記で区別される太さの違いがあります。
ハードディスクによって、どの太さのネジを使っているか変わってきますので、ある程度の種類をそろえておくしかないみたいです。

ちなみに、僕が分解したのは以下のハードディスク。
・東芝
MK4020GLS、MK1214GAP、MK8113MAT

 

・IBM Travelstar
IC25N040ATCS04-0

で、それれぞれに対応したレンチのサイズは以下のようでした。

・東芝
MK4020GLS、MK1214GAP、MK8113MATの3つに対応していたのは、T4のサイズ。

・IBM Travelstar
IC25N040ATCS04-0に対応していたのは、T6のサイズ。

僕以外の誰に役に立つのかわからない情報ですが、どなたかにとって、ハードディスクの分解時に、購入するレンチのサイズの目安になれば幸いです。

ちなみに、僕は次のドライバーのセットを購入しました。
『スーパーフィット 両頭3本組 精密差替へクスローブドライバーセット』
(株式会社 兼古製作所 ブランド名はAnex)

「ヘクスローブドライバー」で検索するとすぐに見つかると思います。

最後におせっかいかと思いつつ追記。
コンピュータは普通に捨ててはいけません。コンピュータを売っている近所のお店に持っていって、廃棄手続きをしてもらう必要があります。有料です。1台5千円だったと記憶してます。
(自分でメーカーに依頼して有料にて回収するやり方に変わっています。2008年7月11日追記)

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コメント

ハードディスクとレンチのお話、とても役にたちました。
CDドライブの壊れたノートパソコンでリカバリしなければならなくなった状況で、自分でできると考えられるのはノートパソコンからHDDを取り出し、ほかのマシンでリカバリを行う、といった方法でしたが、レンチが必要とは思っていませんでした。
ハードディスクケースと一緒にレンチも購入します。

投稿: i_ryon | 2007.07.23 09:54

i_ryonさん、これ見ておられるかな?

反応が遅くなってすみません。

ハードディスクケースそのものを開けるのでなければ、僕が使ったようなレンチは必要ありませんよ。

ノートパソコンからHDDを取りはずだけでしたら、ハードディスクケースを取り外すということでしょうから。

投稿: ミッ君 | 2007.08.02 15:48

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