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座席の肘掛けは誰かのもの?

電車や飛行機などに乗っているとき、座席の肘掛けは誰のものかということを、お笑いタレントさんたちが話しているのをテレビで見ました。

番組のなかでは、「先に座っているんだから、先に来ていた私のものでしょ」と有名タレントさんが主張していました。

彼らは仕事ですから、おもしろおかしく大げさに主張して笑いにつながるようにします。けれど、普通の人でも、けっこう本気で同じ考えをもっている人はいるような気がします。

番組を見ていて、入社の際に教わったビジネスマナーを思い浮かべていました。それを一言でいえば、「肘掛けは誰のものでもない。」です。

具体的には、次のように教わりました。
■事例:1
座席の図その1

こういう席の場合は、以下のようにします。
1.自分がAに座った場合
1の肘掛けを使い、2は使わない。

2.自分がCに座った場合
4の肘掛けを使い、3は使わない。

3.自分がBに座った場合
2あるいは3、どちらかの肘掛けを使い、もう一方は使わない。

■事例:2
座席の図その2

2席並んでいる場合も同じように考えます。
1.自分がAに座った場合
1の肘掛けを使い、2は使わない。

2.自分がBに座った場合
3の肘掛けを使い、2は使わない。

理由として教わったのはこういうことでした。
「端に座っている人は、窓側あるいは通路側に少しだけ身体を傾けて隣との空間を取ることができる。でも、内側に座った人は、もし両側の席にいる人に左右の肘掛けを使われてしまうと、どこにも身体を逃がせられず、窮屈な思いをすることになる。だから、自分が座った座席よりも、より内側に座っている人がどちらの肘掛けでも使えるようにあけておく。また、2席の場合は、自分が間にある肘掛けを使わないでおけば、隣の人に使ってもらえる。」というものです。

座席の数が4席以上になっても考え方は同じです。
自分の席より内側の肘掛けは使わない。また内側に座ったときに使う肘掛けは、左右どちらかの1つだけにします。

僕は会社で教わったこの考え方が気に入っています。
自分のものだという所有の感覚でとらえることを止めれば、隣の人に少しでも楽な思いをしてもらえますし、自分も肘掛けぐらいで不快な思いをしなくてよくなります。

「自分のものという感覚をもたなければ、気持ちが楽でいられる」ということは、いろんな場面であるような気がします。

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コメント

まあ、普通ならば隣の人にあまり身体をくっつけたくないですからね、、、必然的に外側の人はより外側へ身体を傾けたくなるのでマナーとして云々する以前に自然と外側の肘掛けに身体を預けたくなるんですが、中には隣の人の窮屈さなど気にせずふんぞり返るオッサンがいるので頭痛いですわ。
このあいだの出張帰りも事例2のAの席が両の肘掛けを使ってふんぞり返って座り、出張報告書をノートPCでグリグリ書いてるオッサン。で、2の肘掛けにはBの席に座る僕がつかうリモコンが収納されており(泣) つっついて腕をどかしましたよ。

投稿: くっきも | 2006.03.04 11:53

くっきもさん、おひさです。

飛行機の中ではいますよねぇ、肘掛けを自分のものにしちゃう人。

僕は出張のときに、隣の人にじわじわと肘を押されたことがあります。その人は自分が肘をおける面積を広げたかようで。
だって、僕の肘を押す圧力がじょじょにではありましたが、確実に強まってましたから。

そんな人とまじめに関わり合うのが嫌だったので、もう肘をどけましたよ。

投稿: ミッ君 | 2006.03.06 20:45

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