メダル、メダルと騒がないで
フィギュア選手の安藤美姫さん。「4回転ジャンプを失敗しても入れる」と言い切ったそうな。
たくさんの人に支えられてオリンピックに来ているのは事実ですし、支えてくれている人たちの気持ちに応えたいと選手が思うのも自然。
でも、だからといって「メダルの獲得」だけが応じることになるというわけではないでしょう。
どの競技であっても実際に行うのは選手自身。その選手がどういう気持ちでのぞんでいるかが一番大事だと僕は思います。
積み上げてきた努力の証が、メダル獲得であるというのはひとつの価値観に過ぎません。それを最重要視する人もいれば、しない人もいる。そんな感じでいいと思います。
先に、「視聴者をあおらないで」という記事を書きましたが、価値観が多様化してきている現代、「メダル獲得」以外の価値観も尊重される時代になって欲しいです。
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コメント
haruと申します。
安藤選手にはメダルはどうでもいいです。
上村愛子選手のように4回転サルコウを決めて、次への決意を語って欲しいです。
投稿: haru | 2006.02.18 12:25
haruさん、いらっしゃい。
いろんな報道で、メダル獲得という観点から物事を見過ぎのような気が僕にはしています。
自分の子供が受験を控えているときに、「受かれよ。受かれよ」などと毎日、毎日声をかける親はあまりいません。
でもそれが他人の子で、オリンピックのメダルなら多くの人は残酷なほど期待をあらわにします。
安藤さんの親御さんも、メダル、メダルってあまり娘に聞こえるように言わないでやって欲しいと思っているのではないかなぁ。
安藤さんには悔いのない試合をして欲しいです。
投稿: ミッ君 | 2006.02.21 18:44