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SAYURIへの批判って

映画「SAYURI」は、Arthur Golden という米国人が、京都の芸者を題材にして描いた小説 "Memoirs of a Geisha" の映画化。
(僕は読んでも、見てもないけど。)

この映画、日本での試写会の後、日本文化について正しく描かれていないとか、日本人でない役者が出演しているなどの批判の声も出たのだとか。

批判ねぇ。
だったらさ、日本で公演している海外産のミュージカルはどうなのよ。
海外が舞台のミュージカルに日本人役者が茶色や金髪のカツラをつけてジョンだとかメアリーだとかの役名で出ています。
そのことが批判されているという芸能ニュースは、なぜもっと流れないわけ?

僕はどちらも批判する必要はないと思う。
ただ同じようなものなのに、あっちは批判するけど、こっちは批判しないというやり方が気に入らない。誰が「SAYURI」を批判しているのか具体的には知らないけどさ。

外国の人が自分が生まれ育ってはいない国を舞台にして何かの作品を製作する際に、文化的な部分をその国の人がみて違和感なく描くのは、なかなか難しいでしょう。
その部分については、ここが変だとかいう指摘があっても仕方ないかなと思う。

でも、舞台になっている国の人種ではない役者が出ていることをああだ、こうだというのはちょっと違うと思うぞ。
演じているんだからさ。そもそも虚像なんだもの。それはそれでいいじゃない。

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