自分の言葉の印象
本人は特に意識せずに発した言葉でも、他人に悪い印象を抱かれることがあります。
ひとの話を聞いていて、自分が相手にあまり良くない印象を感じたときには、あらためてそう思います。相手のことをよく知ってるわけではないのに、使っている言葉だけで相手の印象を作ってしまうものだなぁと。
たとえば、以前あったものでは「…のに」という表現。
僕:「Aさんには電話してみた?」
相手:「昨日電話したのに、でませんでした」
話している相手は特に意識せずに「…のに」といっているとわかったのですが、それを聞いていると「(せっかく電話してやった)のに」というように、電話にでなかった人を責めているように聞こえて、「ずいぶんと、責め口調で物を言う人だなぁ」と感じたことがありました。
あるいは、男性でも女性でも、好みのタイプとかの話になったときに、自分が異性に何を求めるかということを熱く話す人がいます。
好みのタイプの話ですから、同じ内容をいつも聞くことになります。まぁそれはいいとして、あまり熱く語りすぎると、「この人は自分が望むことしか考えない人なのかも。相手に自分が何ができるかといった話をぜんぜんしないもんな」という気になったこともあります。
本人は単に自分の好みの話をしているのでしょうけど、聞いている側としては、単なる好みの話には聞こえなくなってきます。
僕は、若い頃の自分がそうだったからわかるけど… 「自分は料理が上手な女性が好きだ」とか「朝は和食でないと」とかそんなことばかり言っているという印象の男性っているでしょ?
女性にだって、それしか言うことがないのかと尋ねたくなる人っていますけどね。
ここであげたのは、どれも、聞いている僕の側の印象だというだけです。話している人が本当に僕が感じたような人かどうかはわかりません。
でも、1人が感じたら、他の人も同じことを感じているってことだってあります。それが、恋愛でも友情でもその他もろもろの好意や敬意を感じている人の前で起きたら、自分にとって何のプラスにもなりません。
人が聞いていて、あまりそういう言い方はしない方がいいのになって感じてしまうような言葉の選び方や会話をしていないか、いろんな対人関係上で自分を振り返ってみるのは、一度ぐらいやってみてもよいと思います。
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