夏休みの課題
夏休みの絵日記が書けてないので、何かネタになるようなものをという理由で、お子さんからせがまれて愛知万博へ連れて行ったという話を聞きました。
絵日記ぐらい早くから毎日書いとけ! と独身の僕としては心のなかで思ってしまう話ではありますが…
いまどきインターネットで大概の情報なら手にはいるし、そうやって探した情報を元に、"実際には行ってないけど、光景が浮かぶように描く"というのが創造力の発揮という意味で、いい課題になるんじゃないかと思うのですが…
嘘をついて"行った"と書くんじゃなくて、「インターネットで調べてみました」と明記していいと思うぞ。実体験を書かなくてはいけないと誰が決めた? まぁ、"絵"日記だからね。本当にあったことでないと"絵"にしづらいけど。
でも、だからこそだよ! "実際に体験してないけど、本当に見たように描く"というのは、"描写"という創造力の発揮!…にならないか?。
そういえば、夏休みの課題でもうひとつめんどくさいものに、「読書感想文」という課題がありました。(今でもあるのかな?)
あれもねぇ。なぜか"いい感想"を書かないといけないと思っている人が多い。先生も親も本人もね。でもね、本を読んでいつも、いつも面白いなんて限らないし、相性ってあるからね。
僕は、面白いとは限らないだろうと思って読んでたから、その課題本がいかに自分にとって面白くなかったか、どこが退屈だったとかを、これだって立派な"感想"だと思いながら書き連ねてやりました。
(まったくかわいくない小学生です。自分の息子ならどついてるかも…)
そしたら、案の定というか、何というか先生から「もうちょっといいことを書けないか?」って言われてしまった。
そのときは「あっやっぱりまずかったかな?」と思って言うことを聞いてしまったけど。その辺は、つっぱっていてもしょせんは小学生。変なところで歪んでたり素直だったりする。
とはいえ、面白くないと思ったのは事実だったから、それを残しつつ、それでも面白いと感じられる部分を探して、そのことを追加しました。
(やっぱり、ガキンチョのくせに素直じゃないよなぁ)
大人になった今でもというか、今だからこそというか、さすがにあれはまずいよなぁと思い出すのは、ある夏休みのときの工作。
何を作るかを考えるのが本当に面倒くさくていやだったので、うちにあったSL図鑑を丸写ししてしまった。機関車の種類とか名称とかサイズとか。
これが先生に褒められて、よく調べましたねとか言われたときには、とてもいけないことをした気分になってすごく居心地が悪かったのを覚えてます。
本当のことは言えなかったです。先生、ごめんなさい。(先生は僕がずるしたのをご存じだったかもしれないけど)
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