またそういう映し方をして!
宮城県登米市の警察官刺傷事件を起こした中学3年の部屋がテレビで映されていました。で、彼の部屋をぐるっと映すときに、テレビカメラが動きを止めてズームアップしたのが漫画本・ゲーム機・壁に貼られていたアニメの女の子キャラのポスター。
これは未成年が事件を起こしたときによく見かける報道のやり方。それらをアップで映すことに何の意味があるのか。その映像を見た人たちが、そこに勝手に自分で意味づけする可能性が高くなるだけじゃないのかなぁ。
あんなものに興味をもってるからだいそれた事件を起こすのかもねとか何とか。
こうした漫画やゲームなどを意味ありげにカメラで映してみせるやり方は、性犯罪を起こした男性の部屋を映すときにもよく行われます。全く関係ないとも思わないけど、ニュースとして流すために映さなければならないとも僕には思えません。
映像を見ている人に何かを訴える意図でそれらを映しているなら、何を訴えているのかわかるように番組を構成しないと主張になりません。
それとも、主張は特に無くて、意味ありげに見せることで、映像を見た人の印象に何らかの影響を与えようというねらいがあるのでしょうか。もしそうなら、それは映像による意識の操作だといえます。
漫画を見たり、テレビゲームにこうじる人は変な人だという印象をもたせられてしまっていませんか?
| 固定リンク
コメント