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麝香姫の恋文

「麝香姫の恋文」(赤城毅 講談社ノベルス)を読了。

麝香姫は、"じゃこうひめ"と読みます。

う~ん、僕は好きだなぁ、こういう義賊もの。時代背景も好きだし。「帝都」という呼び名がまだ似合う時代。

びっくりするような論理展開とかトリックとかはないけど、単純にお話が楽しめる。

義賊「麝香姫」が真にねらったものは何か。間宮諷四郎と香月百合子の密かな恋? の行方も楽しみ。

■わかる人にだけわかる話
この作品はできれば漫画にして欲しいと感じるほど各シーンを僕は思い浮かべることができます。僕の想像力がたくましいのではなく、赤城毅さんの描写力がすばらしいのだと思います。

個人的には、名香智子さんあるいは一条ゆかりさん絵で漫画にして欲しい。
(美女姫シリーズや有閑倶楽部を知ってるかな? あの感じで。妹が好きで読んでたので僕もちょっとは知ってます)

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