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ちゃんと起こして

飛行機に乗っているとき、片側に人がいないという気楽さがあってトイレにも行きやすいということで、通路側を望む人は多いでしょうが、僕は窓側の席が好きです。

飛行機の窓から外を見るのがわけもなく楽しいから。

雲と空しか見えないといえばそうだけど、その雲を見ているだけでなんだか楽しい。それに、たまにトイレへ行ったときなど、側にある小さい窓から下を見ると海が見えるときがあります。船が見えたりすると、あの船に居る人たちは今何をしているのだろうと考えるのがこれまた楽しい。

隣の人が寝ていたりすると、自分がトイレに行きたいときに声をかけづいらいというのは本当だけど、ちょっと隙間を空けてもらえないと僕が出られないし。たまに、あからさまに嫌な顔をする人がいますが。(たぶん、そういう人は、そのような表情をしていることを自覚していないのでしょうね)

本当に嫌だったら、そういう人はエコノミークラスの席に乗ってこなければいい。僕は声をかけるのを気にしないことにしている。また、自分が寝ていて起こされるのも気にしない。飛行機のエコノミークラスというものはそういうものだから。

この前、飛行機に乗っていたときのこと。(そのときは通路側の席だった)
ちょっと眠っていたら、なんか人が動く気配がした。目を開けてみると、僕の隣に座っていた女性が、僕の脚をまたいで通路へ出ようとしているところでした。

びっくりしたのは、その彼女が完全に僕の方を向いて脚をまたごうとしていたこと。

目を開けると、女性が僕の方を向いて脚を開いて僕を乗り越えようとしている姿が見えたときには、本当に驚きました。
ちょうど彼女の脚が僕の脚をまたぎ終わって、通路側に片足が着いたところだったので、彼女の脚の間に僕の脚があるわけで、僕としてはどくことができない。

さらに、彼女は身体を支えるために、片手をシートのヘッドレスト辺りについていたものだから、身体を通路側へ動かすときには、少し前屈みになる。動けない僕は、女性の胸元が自分の目の間を横に移動するのを見ているしかなかった。少し下を向いてじっとは見ないようにしたけど。

彼女も僕が目を開けたのには驚いていて様子だったけど、もうそこまで動いていたらあとは通路の方へ出てしまうしかないわね。戻るわけにいかないし。彼女の胸元が見えたとかということはなかったのがせめても幸い。

それにしても、起こしてくれればよかったのにと少し気分を害した。

彼女にしてみれば、隣の人が眠っている間にちょっと移動してしまえというつもりだったのでしょうがね。僕が起きてしまったら、女性の脚の間に自分の脚を突っ込んだ状態でいる僕の方が恥ずかしいだろうが。

男の脚をまたいだときに僕に気づかれてしまった彼女も恥ずかしかっただろうけど、そうなったのは、そもそも彼女が僕をちゃんと起こさなかったからだし。

なんで起こさなかったのかなー。
彼女が眠っていた僕に気をつかってくれたのか、見知らぬ男に声をかけたくなかったのか…理由はわかりませんが。

さっきも書いたけど、エコノミークラスというのはそういうものだから、誰に対しても遠慮は無用。相手が寝ていようが、映画を見ていようが、自分がトイレに行きたいときはどいてもらうしかない。

エコノミークラスの座席で、必要があって移動するときは、ちゃんと相手を起こす方がお互いいらぬ想いをしなくてよいと僕は考えているのですが、どなたかそうじゃないぞというご意見があったら聞かせて欲しいです。

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