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ここには夜があります。

昨日、仕事から帰ってきてテレビをつけたら、国仲涼子さん主演のTVドラマ「みんな昔は子供だった」をやっていました。そこで彼女が言っていた台詞が、「ここには夜があります。」
この村ではなぜ一番暗い七等星が見えるのかと山村にやってきた都会の子供たちに向かって問うた答えです。

自分の両手を目の前に持ってきても手のひらが見えない闇を体験したことはありますか?

実家の方は山の中だし、僕が小学校のころは信号も街路灯も自販機も何もなかったので、夜になると家から数メートル離れると明かりが届かず真っ暗でした。
夜にお隣さんに、母親に頼まれて物を届けに1人で行くときは、お隣の家の明かりが届いてくるまでのしばらくの闇の時間がすごく怖かったのを覚えています。

そんな完全な闇を最後に体験したのは、10数年前、インドの田舎の方へ旅行をしたとき。

日中がとても熱かったので暗くなってからの夕涼みぐらい気持ちで、宿泊場所からちょっと外へ出たときのことでした。道の脇に並べてあった石の台のようなものに腰掛けてあたりをなんとなく眺めていたら、突然の停電。

さっきまで明るかったせいもあってあたりを見回しても本当に暗くて何も見えません。田舎のせいか自動車も走っておらず、そこらでは、突然の停電に驚く声が現地の言葉や観光客の外国語で飛び交っていました。

自分の目の前に手を持ってきても手が見えない。見える明かりは星空ぐらい。

動くと危ないので、僕は腰掛けたままじっとそこにいて、すごくきれいに見える星空を眺めていました。このまま明るくならないと宿へどうやって戻ろうかなと心配になってきたころ、電気が戻ってあたりに明りが。

ちょっと怖かったですが、あらためて星空の美しさを知ることができた体験です。

天体観測を楽しむ人たちの間では、人工物の明かりで星が見えづらくなるのを「光害(こうがい)」と呼ぶのだそうです。
子供のころは普通に存在していた完全な闇。インドの田舎で久しぶり体験した目の前に持ってきた自分の手が見えない闇。

そんな完全な闇の不便さと怖さ、闇だからこそある良さを忘れないようにすることも僕は大切だと思っています。

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