ストリーミングに成功
この前、テープ無使用撮影は可能という記事で、「デジタルムービーとハードディスク内蔵DVDレーコーダーを接続して、ムービーにはテープを入れないで映っているものを、レーコーダーのハードディスクへ録画していく」ことができたと書きました。
その後、レコーダーの中に録画された映像をPCへもってきて、それをストリーミングできるファイルに変換することもできました。
(ここでのストリーミングという言葉は、複数のPCで同時に映像を再生できるという意味で使ってます。意味が不正確だけど、それがうちのやりたいことだからご勘弁。)
いやー、デジタルムービーからPCへ取り込むのは、IEEEEの端子があれば簡単なんですがね。デッキに録画されてしまうとこれがなかなか大変でした。
僕と同じニーズの人が世の中にいたらお役に立てるかもしれないので、覚え書き程度ですがここで簡単にご説明をば。
デッキはパナソニックのDEGA DMR-E500H という機種を使ってます。
まず、DEGAに録画した映像をPCへもってくるには、映像をDVD-RAMにいったんダビングしないといけません。
DVD-Rではなくて、DVD-RAMね。
何故かというと、PCへ持ってきたときにDVD-RAMだと編集ができるから。
■必要なツール
1.DVD-MovieAlbumSE
これがけっこうショックな話なんですが、DEGAでダビングしたDVDをPCで編集するためには、パナソニックのDVDドライブやPCに付いている「DVD-MovieAlbumSE」というツールが必要です。
DEGAでダビングしたDVDをPCで編集するには、これはもうこのツール以外に選択肢がないそうです。必要不可欠です。(ちなみに、書き出せる形式は、mpeg2。)
ところがこのツール、なぜか一般に販売されていません。今のところ、パナソニックのDVDドライブかレッツノートを買うと付いてくるのみ。(2004年12月8日時点)
たまたま、社内用に新しく購入したPCにレッツノートがあったのでよかったけど。
でないと、DEGAの映像をPCで編集したいがためだけにパナソニックのDVDドライブを買わないといけなかったです。
2.Windows Media エンコーダー
エンコーダーは、PCへ取り組んだ映像データをストリーミングできる形のファイル(拡張子が .wmv というファイル)に変換するために必要。
マイクロソフトのサイトから無償でダウンロードできます。
最新バージョンは9。(2004年12月8日時点)
■主な手順
1.PCでDVD-RAM内の映像の編集
2.ファイルをmpeg2で書き出し
3.Windows Media エンコーダーでwmvへ変換
4.再生
という流れ。
1.PCでDVD-RAM内の映像の編集
ツールの準備がそろって、DEGAの映像をDVD-RAMにダビングしたら、それをPC側のドライブへセット。おもむろに、「DVD-MovieAlbumSE」を起動させます。
(DVDドライブは何ドライブなのか(DとかEとかね)という環境設定とかありますが、そのあたりは「DVD-MovieAlbumSE」のマニュアルを見てください。)
セットされたDVD-RAMのなかの映像がサムネイルになって表示されるはず。
映像を分割したり、結合したりさせて、元の映像から必要な部分を「チャプター」として分割します。(このへんの手順もマニュアルを見てね)
2.ファイルをmpeg2で書き出し
映像を必要なところだけにできたら、「補助機能」を使って「ファイルへの画像切り出し」を実行します。僕も詳しいことはわからないので、このときの設定はとりあえずどこも変えずに標準設定で実行しました。
テストだったので、元の映像は短くしてあって2分ぐらい。すぐにmpeg2になりました。
僕の環境では、Untitledというフォルダができて、そこへindex.htmだとか何だとかいろんなファイルができあがってました。
このあと、エンコーダーで変換するmpeg2形式のファイルには拡張子が.mpgとついているのですぐわかります。
3.Windows Media エンコーダーで変換
できあがったmpeg2のデータを、Windows Media エンコーダーで変換。
Windows Media エンコーダーを起動させたら、ウィザードがはじまるので、「ファイルの変換」を選んで、OKをクリック。あとはここでもほとんどそのまま言いなり。
「コピー元ファイル」の欄で、先に切り出してできているmpegファイルがあるフォルダを選んで、「書き出しファイル」の欄にはwmvファイルを書き出すフォルダを選ぶ。
任意のファイル名を付けて、「保存」をクリック。
C:\Documents and Settings\****\My Documents\My Videos\test.wmv
とかいう表示がされているはずなので、次へ。
「コンテンツの配信」では、「Windows Mediaサーバー(ストリーム配信)」を選択して次へ。
「エンコードオプション」も、とりあえずそのまま次へ。テストだし。
「表示情報」は適当に入力して次へ。
で、「設定内容の確認」。確認しても、僕にはなんだかわからないので、そのまま「完了」をクリック。すると、変換がはじまります。
変換には結構な時間がかかります。約2分の映像でしたが、変換が完了するまで約3分30秒かかりました。
■結果
1OBASE-TのLAN上で複数のPCでファイルを再生してみると、問題なく再生できました。
でも、エンコーダーの使い方がよくわかってないので、ファイルサイズをなるべく小さくするといったワザは僕にはまだできません。
mpeg形式もwmv形式のファイルにするとサイズが小さくなると聞いたことがあるのですが、見事にサイズが大きくなってしまいました。
元の約2分のmpeg映像のデータサイズは、3MB。それがwmvに変換後は約3.9MB。
データサイズの軽量化は今後の課題です。
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