台湾から帰国
台北から無事帰国。
行った人ならわかると思いますが、台北は食べ物が本当においしい。特にいわゆる「精進料理」はもう食文化としては極め切っています。
いたるところで見かける「素食」の文字。素食というのは魚や肉を食べない仏教での食事、つまり、日本でいう精進料理。でも、当たり前だけど日本のものとは違ってもっと中華風。
僕らが行ったのはいろんな素食が並んでいて好きなものを取って好きなだけ食べるバイキングスタイルのお店。
(「自助餐」と書いてあったら、それがバイキングスタイルのこと。)
素食の素材はいろんな野菜と大豆。それでも肉だとしか思えないような見た目と食感、味を作っていたりします。もちろん、見た目そのままの野菜料理もある。
「素食」という料理は、安くできて、ちょっとおしゃれな雰囲気のお店で出せたら、日本でも流行るのではないかしら?
お肉を食べているのだけど、でも実は全部野菜と大豆…なんてちょっとすてきだと思いません?
日本では精進料理はなぜか高級食扱いで高い。
安くておいしい野菜料理というコンセプトは受けると思うのだけど…外食しても野菜を気軽にいっぱい取りたいというニーズは多いと思う。
野菜と大豆しか使ってないからヘルシーだし、カロリー少ないし、それでもおなかいっぱいになるし。ほとんどのメニューが煮たり焼いたりして熱が通っていて、スープもあるので食べると汗がすごく出て、身体が暖まるしで、女性に大人気のお店になるかも。
でも、日本では野菜自体が高いようだから無理でしょうね。
ところで、肉食を禁じた仏教から発生してきた素食に、肉だとしか思えないような食感と味があるというのは、やっぱり人間、煩悩を滅するには時間がかかるということでしょうか。
どうしてもやめられないので、実際には摂取しないでまがい物をつかって身体を騙して、徐々に抑えていこうとする発想は「禁煙パイポ」だなと思ってしまいました。
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