ニッチなニーズ
会社の研修で、社員さんが講師として話すことがあります。その場合は、講義している姿をデジタルビデオで録画して、講師としての役目をする予定の他の人たちに見てもらって練習用に使うことがあります。
うちのニーズで研修を撮影するときは、各人のアップなどはぜんぜん必要ありません。
講師の練習用ですから、どんなボディランゲージをしているかがわかるように講師の全身が映っていて、どんな話し方や例え話をしているかがわかるように、講師の声がちゃんと入っていればそれでいいわけです。
ですから、ムービーはいつも三脚に固定して撮影しています。撮影範囲としては、会場の左右にムービーを向けることができればいいだけですから。
そんなとき、重要なのがテープ交換の方法。
メーカーによるのですが三脚に固定したままではテープ交換ができない機種があります。
これは面倒で困ります。テープが切れたら三脚から外してテープを入れて、また三脚に固定するという作業が必要になるからです。
でも、ビデオカメラは、市販のいわゆる「デジタルムービー」を使っていますが、そもそも「三脚で固定して撮影する」というニーズを想定していない製品でしょうから僕らのニーズが希少なんだと思います。
まぁ、ムービーを開発している人たちは、三脚で固定して撮影したいなんてニーズを重要視しているはずないですよね。ホームユースなら、多くの場合は、片手でもって自由に動いて撮影したいというのが大半でしょうから。
で、会社の備品として購入する前は、三脚に固定したままでテープ交換ができるものを探すわけです。
以前は、ソニーのものを使ってましたが、これがある機種から一気に仕様が変わってしまいまして、テープ交換口の位置が変わっていて三脚から外さないとテープ交換ができなくなってました。それを知ったのは購入した後のこと。
だってね、その1つ前の機種では三脚に載せたままでテープ交換ができたんですよ。当然、新しい機種も同じだと思いこんでますわな、買う方としては。お店に持っていって、事情を説明して交換してもらいました。
そのときに店員さんが見つけてくれたのがパナソニックのムービー。これが見事に上部からテープ交換ができる。三脚に載せたままでも大丈夫。ありがとう、店員さん。
ソニー以外に会社で使っているシャープのビューカムも三脚に載せたままテープ交換ができます。最新機種ではないけど。でも、会社にあるシャープのビューカムはマイク入力端子が無いのが少しだけ残念。
ムービーについての世間の好みはより小さくより軽量になっていっているようです。
うちのニーズを満たす「三脚に載せたままでテープ交換ができる機種」がいつか無くなるのではないかとちょっと心配です。
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