自らも襟を正せ!
いろんなブログで今日の話題になっていると思いますが、ライブドアへのNPB(Nippon Professional Baseball: 社団法人日本野球機構)によるヒアリング。
NPBの審査基準の1つに「公共財としてふさわしい企業、球団か」という記述があるらしいです。その観点からライブドアの堀江貴文社長はアダルトゲームソフトの製造、販売について質問を受けたそうですね。
この問題は、2つの点に光があたったと僕には思えます。
まず、ヒアリングの不平等。そして、既存の球団と親会社が抱える矛盾です。
まずヒアリングの不平等についてですが、審査員としてアダルト向けのサービスや商品について尋ねないわけにはいかないという考えはわかります。
でもそれなら、楽天の三木谷浩史社長ももっと尋ねられべきだと僕には思えます。
楽天だってコミックなどアダルト商品を扱っています。
楽天ブックスのページではアダルトコミックの表紙だけですが、画像として掲載されてもいます。
販売主体は楽天ではないでしょうけど、各商店に対して売り場を提供しているわけです。堀江社長がいう「場を提供している」というのと変わらないと僕は思います。
「クレジットカードを使っている」と言った程度の説明で納得していいのか? 社団法人日本野球機構!
次に、既存の球団と親会社の矛盾について。
新規参入する企業に審査基準に照らしてヒアリングするというなら、既存の球団・親会社ももっと糾弾されることがあるでしょう。(しゃれじゃないよ)
いい大人が乱闘するし。プロスポーツで、殴ったり蹴ったりしていいのは格闘技だけです。
僕は野球は好きではないです。その理由の1つに乱闘があります。野球好きの方のなかには、乱闘込みでプロ野球がおもしろいという人もいますが、僕に言わせれば変な話です。
野球選手は野球をするのが本業なんだから、殴ったり、蹴ったりしたら、もう人として間違っているでしょうが。
歌手や俳優さんが、共演者が気に入らないといって殴ったら大問題です。僕ら普通の会社員がいっしょに仕事をしている他の会社の社員を、やり方が汚いからといって蹴り上げたら、場合によっては懲戒免職です。
乱闘する集団が公共財としてふさわしいのか?
いつまでたってもプロ野球から乱闘をなくせないその親会社は、公共財としてふさわしいのか?
公共財としてふさわしい球団とは、企業とはということを既存の球団・親会社の経営者の皆さんにもしっかりと考えて欲しいと思います。
そして、NPBの方々には、新規参入者に時間をとってヒアリングするの同じぐらい、既存の球団・親会社に対しても「公共財としてふさわしくないことをしていないか」を監視し、ふさわしくないと思われる動きがあれば容赦なく徹底的に追求する。場合によっては除名も視野に入れるというぐらいの態度を見せていただきたいと思います。
(まぁ、あくまで審査基準ですし、設立のときには重要視するけど、設立しちゃえば話は別という考えなのかもしれないけれどね…)
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