φは壊れたね
「φは壊れたね」(講談社ノベルス)は、森博嗣の最新作。ついこの間、「スカイクロラ」(中央公論新社)を読みましたが、僕にはあれはちょっと最後がやりきれない暗さがありました。
けど、この新シリーズはそれほど暗くなさそう。読み出したばかりですが…
φの読み方がわからない人は、誰かに尋ねてみてください。このお話になかにもφの読み方を尋ねるシーンがでてきますし。ヒントは、僕はこの最新作を「πは壊れたね」だと思いこんでいました。
φっていう記号は、何に使うか決まってない記号らしいです。「関数」を意味したり、「空集合」とかを意味するのに使ったり…数学がとても苦手な僕は、「空集合」って文字を読んで、なぜかフタがない空っぽの小さな箱が無数に並んでいる光景を想像してしまいました。(我ながらベタだと思います。発想が貧困です)
しかし、空(カラ)をどうやって集合させるんでしょう? 集合させられる実態があるなら空(カラ)じゃないだろうと思ってしまうのですが…数学に詳しい方、馬鹿なこと言ってごめんなさい。
■わかる人にだけわかる話し
久しぶりに西之園さんに会えます。国枝先生は相変わらず無口です。
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コメント
空集合は「空」を集合させているのではなく、
集合の中身が「空」(から)ということなんです。
中身の入っていない箱をイメージして
もらえればいいと思います。
投稿: KID | 2004.10.11 17:19
KIDさん、説明ありがとうございます。
僕が思い浮かべた「フタのない空箱のイメージ」は、いい線いってたんですね。
全くのビギナーズラックですけど…
投稿: ミッ君 | 2004.10.13 19:17