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晩婚と高齢出産

正直言ってもう決して若くない。1人のときには、タイトルのようなことを思い詰めてしまうこともある。

結婚相手の年齢については、もともと「若い女性でないといやだ」という条件を自分はもっていない。
でも、子供は欲しいとは思っている。
縁というものは誰にもわからないけど、普通は自分のような「おっさん」と呼ばれてもおかしくない年齢の男性が、妊娠から出産、そして子育てという体力と精神力を相当に駆使するライフステージをわりと余力をもって過ごせられる世代の女性と結ばれる確率はあまり高くない。

となると、お相手となる女性の年齢によっては、そしてその人が出産に同意してくれるなら、いわゆる高齢出産という状態になる可能性は十分ある。
妊娠から出産、そして子育てに関わる精神的・肉体的負担のほとんどは女性にかかってくるのだけれど、自分もそこそこ年齢はいっているわけで、子育てという段階になってくるとやはり体力的に自分も不安にはなる。
子供が生まれてきて終わりじゃなくて、そこから「始まり」なわけだからね。

年を経れば経るほど、女性にも男性にも、単純に「体力」という面において妊娠・出産・子育てという流れは大きな峠だ。
特に肉体的負担は女性により多くかかるので、場合によっては、子供は作らないという選択をするしかなくなることだってありえる。
結婚が遅くなるということは、そういう事態が起きる可能性もあるという覚悟が必要になるということだろうとも思う。

男女双方が、子供はいらないという気持ちでいれば多少はこの問題は互いの人生の中で重要度を下げていくかとは思うけど、気持ちなんて何かのタイミングで変わるかもしれないし、本人達はしっかりと避妊していたつもりでも妊娠してしまったという事態だって起こりえる。

だからといって、結婚するなら子供が欲しいので年齢的に若い女性しか相手として考えないというのも個人的に何か違うんじゃないかという気がする。
自分が女性で、そういうことを言っている男性に出会ったら「女性は子供製造マシーンじゃないんだ。女性を馬鹿にするな」といいたくなるだろう。その男性が自分の恋人だったりしたらなおさらだ。ひょとしたら殴ってやるかもしれない。

まぁ、その辺は個人の価値観の範囲だとも思うけど。
「結婚するなら子供が欲しいので年齢的に若い女性がいい」という考え方を男性がもっていたとしても、そんなことは特に気にしないという女性だっているだろうし。

女性にとっても男性にとっても、結婚する年齢が遅くなるということは、あとあとさまざまな余波を生じさせることでもある。

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