エルビン、ありがとう
ジャズドラマーのエルビン・ジョーンズが亡くなった。(2004/5/19 読売新聞)
76歳だったそう。
有名な人なのに、あまりニュースにもなっていないような…
音楽評論家の吉田秀和さんのエッセーに「バルトークが亡くなったとき、新聞に載らなかった。バルトークのような有名な人の死を掲載しないとはどういうことかと新聞社に言いにいったら、『新聞に載らないのは有名ではないからです』と言われた」といった話があったけど、それを思い出した。
大学時代に音楽好きの先輩から勧められて初めて聞いた「JAZZ」。
その先輩がエルビン・ジョーンズのドラムが好きだった。僕が最初に聞かせてもらったJAZZは、コルトーレンの「朝日のようにさわやかに」のライブ演奏でした。
先輩は、音楽と名のつくもので自分が興味をもったら、ロック・JAZZ・クラシック・民族音楽・トラッドフォークなどなど本当に何でも聴く人で、興味がある音楽・ない音楽はあっても、「嫌いな音楽」はもたない姿勢を先輩から学んだ。
当時、先輩の家に仲間が集まって、夜通しなんだかんだと話しながらレコードを聴いたり(CDはまだ無かった)、ギターを弾いたりしてた。
先輩のご家族から「うるさい」とか何か言われた覚えはない。
やかましくならないように音を絞ったりして気はつかっていたけど、それでもずいぶんとご迷惑なことをしていたのだろうなと今さら思う。ごめんなさい。
今はつきあいが無くなってしまったけど、先輩も多分どこかの空の下でエルビン・ジョーンズの訃報にふれているでしょう。
エルビン、いろいろ思い出させてくれてありがとう。安らかに眠ってください。
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