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低反発マットレスを調べた

先に低反発マットレスを買おうかどうか迷っているという記事を書いたが、結構な凝り性なのでいったん気になり出すと、とことん製品に関する情報を集めたくなる。
そこで、「ヴィスコエラスティックフォーム」なる素材について調べてみた。

この素材が開発された当時は、Temper Foamといっていたようだ。
このTemper Foamを量産ができるようにして、製品としたのが低反発マットレスの誕生で、当初は医療用として発売されていたらしい。

最初、どこかで似たようなマットレスの話を聞いたことがあると考えていて、「テンピュール」を思い出した。
テンピュール・ジャパンのwebページを見にいくと、素材の説明があった。NASA(米国航空宇宙局)のエームズ研究センターが開発したという記述もあり、「テンピュール素材」というものが同じ素材のことだとわかった。
次にエームズ研究センターの英語のつづりを知りたかったので、tempur.comを見に行って、NASA Ames Research Centerであることを見つけた。それから、エームズ研究センターのwebページを探して、Temper Foamという名称をみつけた。

NASA Ames Research Centerのページで、Temper Foam という単語を検索すると、"Astrogram Issue 5/1/98"という記事(PDF形式)がみつかった。その記事によると、Temper Foamは1970年代にNASAが開発した素材だそうだ。

直接の開発にはNASA Ames Research Centerがあたったようだ。
"Astrogram Issue 5/1/98"を見ると、1988年になってから創設された The Space Technology Hall of Fame という賞を、Temper Foamの開発者たちが受賞している様子(英語はよくわからないけど、雰囲気でそうだと思う)を見ることができる。

他の記事では、Temper Foam is visco-elastic,…という記述を見ることもできた。
新英和辞典でひいてみたが、viscoという単語はなかった。多分、「粘る」という意味のviscousという単語のことだろう。elasticは、「弾力がある」とか「伸縮自在な」という意味の単語だった。

visco-elasticなFoam(泡、泡沫)だという意味なのね。
Foam(泡、泡沫)というのは、この素材は「オープンセル」と呼ばれる「穴」によって成り立っているかららしい。テンピュール・ジャパンのwebページでは、この「オープンセル」自体を「ヴィスコエラスティックフォーム」とも呼んでいた。

ちなみに、"Temper Foam"という名称は、今ではKees Goebel Medical Inc.という企業の登録商標になっている。

で、いろいろ調べているうちにテンピュールのマットレスが欲しくなってしまった。
テンピュールのマットレスは、世界で唯一のNASA公式認定のマットレスなのだ。
NASAの公式認定をもらえた製品は、「SPACEロゴ」というロゴマークを付けることができる。全世界でこのロゴマークを付けることができる製品は、20ほどしかなく、テンピュールの製品はそのうちのひとつなのだ。
すごーいぞ、テンピュール!

ところがこれが高い! いま使っているマットレスの上に置いて使える「オーバーレイマットレス」というタイプのシングルサイズ(幅97×長195×厚7 *注:サイズは「約」)で、 81,900円 (本体価格78,000円) だ。
三つ折りにたたむことができる和風の敷き布団タイプのもの(サイズ (約) 100×210×5(3+2))も、同じく81,900円 (本体価格78,000円) だ。
厚さが、5(3+2)と表記されているのは、2層になっていて、底部は高密度ポリウレタン、上部にテンピュール素材という構造になっているから。

「スペースキャビン」という体験ブースがあるらしい。そこでテンピュールのマットレスの使い心地が試せるということだから機会があったら挑戦してみたい。ちょっと恥ずかしいけど。

なんせ、

キャビン内部には電動ベッドがセットされており、約13分間の体験を宇宙旅行に見立てたナレーションに従ってベッドがゆっくりとリクライニングします。

(テンピュール・ジャパン 「スペースキャビンって何?」より)

なんだとか。13分ですぜ!旦那。これはかなり勇気がいるよ。

都内では「大丸 東京店」や「東急ハンズ 新宿店、渋谷店、池袋店、北千住店」にスペースキャビンが常設されているとのこと。
すでに試したことがある方がおられたら、感想を聞かせていただけると嬉しい。

■追記(2009.04.16)
"Temper Foam" という名称を登録商標としている組織が、Sammons Preston という企業に変わっています。

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コメント

こんばんは。私も低反発マットレスを買おうと思っています。
初めて知ったのは、つい数週間前のテレマートラジオショッピング
でした。しかも低反発マットレスのなんとか(内容をよく覚えていません)を買えるのはテレマートだけ、ということでした。(翌週の放送では~だけは省略されていましたが)なのでこういった低反発マットレスをここでしか買えないものと思っていたら、数日後新聞の折り込みチラシで見つけ、しかも約10000円ですが5cm厚でした(テレマートは3.5cm厚ですが2枚で10000円)。じゃあ他にもあるのかな、と思って今日ネットで調べている途中に、こちらに寄らせていただきました。
私はスウィートスリーパーかトゥルースリーパーなら、大きさよりも厚さを選んでトゥルースリーパーを選びます。
ただ、今迷っているのは、値段がほぼ同じ類似品の8cm厚のものと、9000円増ですがスポンジ専門店が作っている7.4cm厚で2層構造のものです。
特に後者は、スポンジ屋さんの説明によると、1層だと底つき感があることと耐久性がないこと、2層だとそれらを解消するそうです。2層の場合、上の層が1層のものと同じような体圧分散素材、下の層が高密度ウレタンフォームだそうです。

テンピュールは、NASA公認というのにすごく惹かれるものがありますが、高すぎて私には手が出ません。現実的に考えると、だいたい同じような機能があって価格が安ければいいのでは?という風に思えてきます。つまり、「ヴィスコエラスティックフォーム」もこだわるべきなのかどうか、と思えてくるのです。各HPを見ると、はっきりと手形が残されたマットレスの写真が必ず載っています。「ヴィスコエラスティックフォーム」以外の素材の場合でもです。
それを見ると、NASAの技術を「応用した」素材でも大した違いはないのでは?と思えるのです。そうなると、「ヴィスコエラスティックフォーム」はあきらめて2層構造を優先してスポンジ屋さんのにしようかなあ、と今少し思っています。ただ2層構造にも弱点(?)があり、下の層は通気性が悪いため、「(カビ防止のため)敷きっぱなしにしないで下さい」「使用後は干して下さい」とありました。この度合いがよく分からないので面倒くさがりの私はこの点で逆にやっぱり1層構造がいいかなあとも思っています。(1層の方は、「通気性がいいので敷きっぱなしでも大丈夫です」の旨のことが書いてあるサイトもあったような気がします)
そうなると、8cmの1層構造(「ヘブンスリーパー」税込み14800円、送料無料)かなあ。

「ヴィスコエラスティックフォーム」と応用品(類似品)についてどう思いますか?また、もし低反発マットレスもう既に買われていたら、何にしたか是非教えて下さい★

投稿: ゆき | 2004.04.15 02:44

ゆきさん、いらっしゃい。
残念ながらまだ低反発マットレスは購入していません。
ヘブンスリーパーって初めて知りました。8cmですか、
8cmだと市販のカバーへ入るのかな?専用カバーが必要
になったりして。
ヴィスコエラスティックフォームの場合は、微小な穴が
開いているので、そこを空気が通るため通気性はよいよう
です。
ヘブンスリーパーの「低反発ウレタン」という素材だと
どうなんでしょうね。床や下にひいた布団などとの接地面
にカビができるなんてことがありそうな気がしますが。
よくわかりませんけどね。

投稿: ミッ君 | 2004.04.15 20:13

こんにちは、私は1万円位の低反発マットレスを使っているんですけど、最近ちょっと腰を痛めてカイロプラクティックに行ったら低反発は良くないと言われてしまいすごくショックでした。1年位使っていたのですが別に支障もなく今回の痛みも原因が違う事はわかっているのですが、ちょっと考えてしまいました。どうなんでしょうか。

投稿: 山口K | 2005.12.04 13:59

山口Kさん、いらっしゃい。

せっかく楽しみで手に入れたマットレスが、お医者様からよくないと言われたならショックですよね。

僕は医学の知識はもっていないので何ともいいようがないのですが、山口Kさんがそのお医者様を信頼できるなら、お医者様のアドバイスをきいてみるのはいいことだと思います。

お身体をお大事に。

投稿: ミッ君 | 2005.12.04 19:28

こんにちは
私も腰痛回避には、手で押したらじわじわ戻ってくるスポンジがいいらしいという話を耳にしテンピュールなるものを知りました。
管理人さんの調べた内容をみますと、よくぞここまで調べたという印象で、大変勉強になりました。
つまり、細かい空気のセルがあって、このセルが樹脂の中にあるのだけれども気泡が独立ではなく、セルの一部が隣のセルと一部繋がっている。これが連鎖してつながっているので一旦空気が抜けても徐々ににしか戻ってこない。という風に理解しました。逆に一旦 水が入ったら、セルが連鎖しているのでなかなか水が抜けない。
これでよろしいでしょうか?
一方、JAFの会員雑誌によると、SORBOなるブランドのものがあり、同じようなものがあります。人工筋肉というふれこみで痛みを緩和できるとあります。
これと、テンピュールとの違いをご存知でしたらお教えください。これも一旦凹むと徐々に戻ってきます。
ブランドが違うだけのものなのでしょうか?

投稿: 腰痛回避したい | 2007.04.22 20:39

こんばんは
よくわからなくて別のところに尋ねてました。
返事があり、別ものとわかりましたので、アップします。
底つきですか? 私は同じように感じますが・・・・
以下の文にて説明されています。


お問合せのソルボとテンピュールの違いですが、
テンピュールやその他低反発ウレタン樹脂の商品は、発泡しておりますので、
スポンジ感があり、押していくと、底突きが有ります。

ソルボは、ムクの状態ですので、商品に泡等が入っておらず、底突きが有りません。
ソルボは、筋肉と同じような、驚異的な衝撃吸収力と圧力分散機能がございますので、
人工筋肉と呼ばれています。
そのため、同じものではございません。

投稿: 腰痛回避したい | 2007.04.23 21:28

こんばんは
文字で説明されても実感としては伝わってこないので、本物のSORBOの座布団と
偽物のテンピュール(つまり低反発弾性ウレタンホームという振れ込みのもの)
の座布団を購入してしばらくかわるがわる使ってみました。
テンピュールもどきも1000円程度のものではなく5000円程度のものとの比較ですが、
座布団として使用するにはSORBOの方がしっくりくるとというか座り心地や緩衝効果が
秀でていると感じております。
フィーリングが違うので、用途が違うものなのか?とも思いましたが、
商品としての形は「座布団」なので矛盾が湧いております。
テンピュール(もどき)もそこそこだけど、さらに改善したものがSORBOという
意味なのでしょうか?

他に試された方が見えましたら、使用感の違いを教えてください。

投稿: 腰痛回避したい | 2007.05.12 06:19

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