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人体模型は手作りなんだ

日本経済新聞の「文化」という最終ページをいつも楽しみに読んでいます。
本日(2004年3月12日)付けの「文化」は、「鶴岡邦良」さんという方が書いておられます。
この方のご職業は、学校や医療機関でおなじみの人体模型を制作する「人体模型技師」。
人体解剖模型にはカタログもちゃんとあるそうです。言われてみれば当たり前の話なんですがね。商品なんだし。

人体解剖模型の制作は完全な機械化での量産が難しく、一体ずつほぼ手作りだそうです。
大変だなー。金型みたいなのがあって、前後からホットサンドのようにはさんだら完成するようなイメージを勝手にもってたのだけど。

ちょっと、鶴岡さんがお勤めになっている企業のホームページを見てきました。
人体模型だけでなく、食べ物の見本模型とかも扱っています。
「あじの塩焼き」なんてなかなかおいしそうです。ちなみに、この塩焼きのお値段は6,500円。

ちょっと興味がひかれたのは、性教育用の人形。
おとうさんとおかあさん、それにお子さんがセットになっていて、身体のつくりや性行為について学べるようになっているようです。
なかなか敏感な問題である性教育が、こうした教材で伝わりやすくなると嬉しい。
「避妊指導の教育にも」とも書いてました。

さらに、模型だけでなく、さまざまな体験用教材も制作しています。
おもりやその他の器具を身体につけることで運動能力を低下させ、高齢者や妊婦の動きの不自由さを体験するものが特に興味深かったです。
あの教材はテレビで見たことがありますが、もっと一般的に広めていけたらいいのに。
身体に支障をもたない人や男性が普段体験できない大変さを疑似体験できるのは悪くないと思います。

どんな世界でもそうでしょうが、技術の変化についていくのは大変なことのようです。
たとえば、動脈に触れることができ、心音も聞くことができる心臓病診察研修用の生体シミュレーターの開発には、完成までに7年かかったのだとか。

7年というのは、中学生が大学校に入学してきたら、その最新型の生体シミュレーターで学ぶことができるようになる期間。
教育・医療にかかわる方々にとって、鶴岡さんたちのような人が作ってくださる模型や教材のおかげで、よりよく勉学が進むということが多々あると思います。

教育や医療にまつわる荒廃が何かと話題になる昨今。
鶴岡さんたちのような人のことを忘れず、気を引き締めて励んで欲しいです。

追伸:
鶴岡さんがお勤めになっている企業のページにリンクをはろうと思ったのですが、人体模型のページはなかなかリアルで、僕にはきつかったです。だからリンクはやめておきます。
どうしても見たいという方は、ご自分で見つけてくださいね。
(でも、本当に生々しいから、食事時はやめた方がよいです。)

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コメント

こんにちは。
人体模型は、気持ちが悪いのですが、密かに好きです。
(いつも隣に置いておきたいというイミではありません)
ヒトの筋肉とか骨格とかが特に好きなんです。まあ、柔らかい体も好きですよ。「ここに何があって‥」とかも面白いなと思っています。そんなわけで、1体ずつ手作りというのは嬉しいことですね。モノを大切にしようという感覚が、手作りモノには、自然と沸きあがりますね。 今の社会では、もっともっと大切に扱っていきたい事だと思います。

投稿: マロン | 2004.03.19 10:50

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