男の身体の仕組み
まもなく結婚するという後輩と話していたら、恋愛話から始まって男の生理現象の話しになった。
世の中には、たとえ夫婦間であっても「子供をつくるためでないなら、そんなのイヤ」といって性生活を拒否する女性が結構いるようです。
この事に対して、僕と後輩の共通見解は、「そんなことを言ってたら、旦那さんが浮気をする確率が高くなる」です。
特に性的機能に問題がない限り、男性の身体のなかでは精子が作られて貯蔵されていきます。そして、貯蔵のための容量は無限ではありません。やがて貯蔵量の限界がきます。限界がきたら、体内に貯蔵されたものは体外へ移動することでしか対処できません。
若い男性なら多くの人が経験しているであろう「夢精」という現象になってこれは現れます。
意味は違いますが、身体機能の質としては、「おねしょ」と原理は同じです。たまってきたら出して、またためられるようにするという過程が必要になります。身体のなかで自然と消えていくということはありません。
これが男性の身体の仕組みです。製造される量と貯蔵できる量に個人差があるだけで、起こる現象自体は誰もが同じでしょう。
そして、貯蔵された精子を体外へ移動させるには、自分で移動作業を行うか、でなければ他者といっしょに移動作業を行うかになります。そんなとき「子供を作るためでないと…」などと言われて拒否されてしまうと、あとは自分で移動作業を行うしかなくなります。(ときたま同じ男性を移動作業のパートナーに選ぶ人もいるようですけどね)
ところが、男性でも女性もそうでしょうが、移動作業はたんたんと行われる類のものではありません。やはりいっしょに移動作業を行ってくれる相手が欲しいものです。
そんなときに、「私ならいっしょに作業をしてあげる」と言ってくれる女性が現れたら… 男性としては、くらくらと傾いてしまう人が中にはいるだろうなと推測するのは、そう難しいことではありません。悲しいことではありますが。
男性も色々な意味でもっと女性の心身について知る必要がありますが、女性にも冷静に男性の肉体的・心的仕組みを認知していただきたいと思います。
そして男性としては、女性との移動作業は、精神的な結びつきや安心感・充足感といったものも内包するとても繊細な作業であるということをしっかりと認識し、むやみに移動作業を女性に求めない。
また、「共同で行う作業」の結果として女性も十分な満足感が得られるように、男性がさまざまな配慮をするべきだろうといった話しに後輩との間でなったのですが、いかがなものでしょうか?
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コメント
すばらしい!!
というのが最初に受けた印象です。
特に後半「男性も色々な意味で~」から最後までの部分に感動しました☆☆☆
不思議に思ったのが、子供を作る為ではないと性生活を共にしない女性が結構いるということです。
どうして「子供をつくること以外触れたくない人」との子供を欲しがるのでしょう?
普通、子供はその人の子供だから欲しいのではないでしょうか?
う~ん。私には理解しがたい女性の心理。(私も女性ですけど)
「何で結婚したの?」と思わず聞きたくなるくらいです。
女性として生まれたからには子供を産みたいという心理はわかります。
子供を産める期間が大体決まっているため、焦る人の気持ちもなんとなくわかります。
でも、ただ単に子供を産みたいという理由だけで結婚を決断するのはどうかなぁと思っています。
子供が出来たから責任をとってもらうという話にも、私は首を傾げます。
この記事を拝見して、結婚について考えさせられた気がします。
もちろん、男性の心理も私なりに理解出来ましたよ☆
投稿: ゆば | 2004.12.24 10:01
ゆばさん。うちのブログの記事をよく読んでくださってありがとうございます。
セックスを何だかいけない事として認識している度合いが強いと、子供をつくるという正当な理由がないと、セックスはするものではないと考える人がいるかもしれません。
セックスについての印象が悪いもののようになっているのは、アダルトな商品やサービスがこの国にあふれているせいもあるかなという気が僕にはしています。
投稿: ミッ君 | 2004.12.24 21:30